【政経】北京・上海の生活コスト、ニューヨークを上回る(2013年12月25日)
【政経】北京・上海の生活コスト、ニューヨークを上回る(2013年12月25日)
中国一級都市生活コストの急速な上昇は、もはや避けることのできない現実となっている。近日、国際的人的資源コンサルティング機関ECAが公表した調査報告によると、海外駐在員への調査で、中国北京・上海・広州・深センの生活コストが既に世界50位にランクインしていることがわかった。この報告は、全世界440の主要都市を調査したものであり、生活必需品価格とその他消費指数を基準に試算したものである。報告によると、ベネズエラのカラカス、アンゴラのルアンダ、ノルウェーのオスロが上位三都市であり、アジア地区で最高順位だったのは東京の10位であった。中国の一級都市である北京・上海・広州・深センは全てベスト50に入っており、昨年に比べて全ての都市で順位が上がっている。北京は昨年の第21位から第15位へ、上海は25位から18位へ、広州と深センはそれぞれ57位、61位から38位、40位へとランクアップしている。この他、香港も去年の32位から28位へと順位が上がっている。全体的に見ると、北欧の物価水準の高さには疑いの余地も無く,ノルウェーとスイスのそれぞれ2都市、計4都市はベストテンに入っており、デンマーク、スウェーデン、フィンランドの各都市もベスト20にランクインしている。その他の欧米大都市では、モスクワが12位で中国四大一級都市を超えていた。「生活コストが高そう」に見えるパリやニューヨーク・マンハッタンはそれぞれ29位と33位で、北京や上海より低く広州、深センより高い結果となっている。