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【政経】中国、世界最大の貿易大国に(2014年1月24日)

【政経】中国、世界最大の貿易大国に(2014年1月24日)

 10日午前、税関スポークスマンで総合統計司司長である鄭テ告コ氏は、2013年の輸出入状況を報告した。中国の年度輸出入総額は昨年初めて4万億ドルを突破した。税関の統計では、2013年我が国の輸出入総額は25.83万億元(折合4.16万億ドル)で、為替の影響を除き7.6%増増加した。

 その主な特徴は次の通りである。まず新興経済体の貿易額の伸びが著しい。2013年は、EU、アメリカ、ASEAN、中国香港、日本が五大貿易相手国であった。うち、中国のEU、アメリカに対する貿易額はそれぞれ5590.6億、5210億ドルで、それぞれ2.1%増、7.5%増であった。日本に対する二国間貿易額は3125.5億ドルで5.1%減、ASEAN、南アフリカ、中央アジア五カ国等新興市場国家の二国間貿易額はそれぞれ4436.1億、651.5億、502.8億ドルで、それぞれ10.9%増、8.6%増、9.4%増であった。この他、内地の中国香港に対する二国間貿易額は4010.1億ドルで17.5%増であった。

 次に、七省市の輸出入が依然8割を占めている。広東、江蘇、上海、北京、浙江、山東、福建等7省市で合計輸出入額は3.29万億ドルに達し、全国輸出入総額の79%を占めたが、昨年に比べ0.9%下落している。

 三つ目に、民間企業が大きく成長している。民間企業の輸出入総額は1.39万億ドルで20.6%増、輸出入総額比33.3%増となっており、昨年に比べ36%も上昇している。また、外資系企業投資企業の輸出入総額は1.92万億ドルで1.3%増、全体の46.1%を占め、昨年に比べ2.9%下落した。この他、国有企業の輸出入総額は7479.7億ドルで0.6%減、全体の18%を占め、昨年に比べ1.5%下落した。

 四つ目に、労働密集型産業に復活の兆しが見え、資源の輸入が大幅に伸びている。機会電子産業の輸出は1.27万億ドルで7.3%増、輸出総量の57.3%を占めている。また、紡績品、服装、バッグ、靴、玩具、家具、塗料の七大労働密集型商品の輸出は4618.4億ドルで10.3%増、輸出総量の20.9%を占めている。輸入では、2013年我が国の消費財輸入額は2322.9億ドルで24.6%増、原油輸入は2.8億トンで4%増、鉄鉱石は8.2億トンで10.2%増、石炭は3.3億トンで13.4%増、となっている。

 五つ目に、一般貿易の伸びが著しく、加工貿易は引き続き減少している点である。我が国の産業連鎖が長く、伸び率が比較的高い一般貿易輸出入額は2.2万億ドルで9.3%増、我が国の輸出入総額の52.8%を占め、昨年に比べ0.8%上昇した。加工貿易の輸出入額は1.36万億ドルで1%増、輸出入総額の32.6%を占めているが、昨年に比べ2.2%下落している。また、我が国特区における貨物の輸出入は4957.8億ドルで20.2%増、全体の11.9%を占めていた。注意しなければならないのは、2004年、2007年、2011年、2013年の輸出入総額はそれぞれ1万億ドル、2万億ドル、3万億ドル、4万億ドルの大台を突破しており、既にアメリカを超えた世界最大の貿易国となっているものの、サービス関連貿易は依然マイナスであり、中国の世界貿易強国への道はまだまだ遠いということである。