ホーム > HRニュース > 中国HRニュース> リソースを共有し、共に歩む 2019年「三井住友海上大学堂」IN北京を開催しました(2019年10月18日)

リソースを共有し、共に歩む 2019年「三井住友海上大学堂」IN北京を開催しました(2019年10月18日)

報告文(中文)
<strong><font style="font-size:18px"><font color="#CE0000">リソースを共有し、共に歩む</font></strong>

リソースを共有し、共に歩む

<strong><font style="font-size:18px"><font color="#CE0000">2019年「三井住友海上大学堂」IN北京を開催しました</font></strong>

2019年「三井住友海上大学堂」IN北京を開催しました

10月18日、三井住友海上火災保険(中国)有限公司北京分公司が主催した2019年「三井住友海上大学堂」IN北京テーマ研修が成功裏に開催されました。

「三井住友海上大学堂」は、三井住友海上火災保険(中国)有限公司がお客様企業からの長年にわたるご支援とご愛顧に感謝の気持ちを表すため、「リソースを共有し、共に歩む」という理念に基づき、毎年上海、広州、北京等の都市で開催しているテーマ研修活動です。今回の北京開催は上海、広州での開催に続く2019年度最後の研修となり、総合商社、小売業、製造業等の顧客企業から130名以上の代表者を招待し、『コミュニケーションと交渉―交渉における交流技術とコミュニケーションスキル』をテーマに研修を行い、専門フレームワークの導入、行動経済学分析、案例演習等を通して、参加者が共に商談における交流技術とコミュニケーションスキルを学び議論しました。

  

今回の研修では、三井住友海上保険(中国)有限公司北京分公司 行政管理部高級主管の柳青様が司会進行役を務めました。

  

開催に先立ち、三井住友海上火災保険(中国)有限公司北京分公司総経理の篠原康人様が主催者を代表して参加者の皆様に心から歓迎を示し、挨拶を述べました。「21世紀はインターネットの時代と言われていますが、これはつまりEコマースの時代といえ、コミュニケーションがいま最も重要となっています。この様な背景の下、今回の三井住友海上大学堂では『コミュニケーションと交渉』の研修を企画しました。2016年から始まった大学堂は、各都市で開催するたび、地元の受講生の皆様から熱烈に迎えられ、好評をいただいていることは、主宰者にとって大きな名誉であり励みとなります。この研修を通じて皆様が互いに学び合い、共に成長する事を願っています。『一人ひとり一つひとつを大切にし、ありがとうがあふれるように。』は、三井住友海上が守り続けている精神です。当社はお客様とその従業員からのニーズに応え、より良いサービスを提供します。皆様が今日の活動を通じて多くの収穫と喜びを得られますよう心からお祈り申し上げます。」

  

2019年度の「三井住友海上大学堂」課程は、中智日本企業倶楽部・智櫻会特約講師の王珞先生が講師を務めました。王先生は、欧州EU商学院及び米国ウェスコンシン大学MBA、上海交通大学安泰管理学院の客員教授として「決定ゲーム理論」及び「リーダーシップネゴシエーション」カリキュラムの客員教授を務め、国際購買管理連盟(IFPSM)標準課程認定資格講師も務めています。アジア太平洋地域での研修やコーチング業務に広く携わっており、豊富な研修及びコーチングの経験と幅広い研究テーマに関心を持っています。

  

企業の経営管理や日常業務において、顧客、サプライヤー、会社内部の上下間、部門間、及び同僚間のいずれにおいても、ビジネスコミュニケーションは避けては通れない問題であり、私たちは常に様々な問題に直面しています。例えば、顧客との販売交渉の際、両社にとって理想的な条件に達し、成功に導く事ができない。社内で業務を推進する際、利害関係部門からの支援を得る事ができない。人事、財務、総務等の職能部門として、業務部門の同僚とのコミュニケーションにより、会社の方針や要求を完全に実施できない……

顧客企業のこの様な問題の解決をサポートするため、今回の研修では、ゲーム理論と行動経済学の観点から、コミュニケーションの方法やテクニック、そして内在するロジックを深く探求しました。これによりビジネスへの影響力を高め、コミュニケーションにより理想的でより価値の高い決定を下す事が容易になる助けとなります。

  

講義は、「プロフェッショナル交渉フレームワークの導入」と「交渉スキルと価値交渉」の大きく二つのパートから構成されていました。最初に王先生は、「どの様にウィンウィンを正確に定義するか」「どの様に交渉を準備するか」「どの様な状況で契約違反が起こりやすいか」等よくある問題から始まり、「交渉」とは何か、交渉の成功が会社にどの様な価値をもたらすかを考えるよう受講生たちを導きました。そして交渉は、取引の完了、ルールの策定、紛争の解決、協力へ向かう等さまざまな類型に分ける事ができ、そのプロセスには、コミュニケーション、意思決定、価格設定、影響と相手の最低ラインの変化、感情のコントロール、問題解決策の発見などの一連の要素が含まれると述べました。

   


 

コミュニケーションを通じて、誰もが共感を考え、自分自身を理解するだけではなく、相手が何を考えているかを知る必要があると述べました。そして王先生は一つのミニゲームを通して私たちは他人の思考プロセスを見落としがちであることを明らかにしました。本当に効果的なコミュニケーションと交渉は、自分、同僚、上司、環境、政策、顧客、サプライヤー等様々な立場を総合的に考慮する必要があります。同時に、王先生は、アンカリング効果、勝者の呪い、契約曲線、対比効果等の行動経済学の概念を説明し、交渉の目標を再定義し、コミュニケーションに内在するロジックを再構成しました。参加者の皆様は、積極的に発言し、自分の考えを講師と議論し、思考の火花を衝突させました。

  

  

理論と実践を組み合わせ、1つの簡単な案例と2つの古典的な売買事例の演習を通して王先生は交渉から価値を引き出す方法、如何に取引を終わらせる交渉から長期的な協力へ向かうか、について誰もが理解できるよう導きました。交渉は値段の駆け引きを意味するのではなく、一方が他方に打ち勝つものでもない。より良い解決策を見つけ、情報を交換し、そして価値を発掘し、ルールを打ち立て、最終的にウィンウィンに到達するプロセスだと指摘しました。各業界の様々な立場から参加された皆様は、たがいに深く交流し、ゲーム理論と行動経済学の観点から「コミュニケーションと交渉」について理解を深めました。

























最後に、三井住友海上火災保険(中国)有限公司北京分公司行政管理部高級経理の楊建軍様が、閉会の挨拶を述べました。楊建軍高級経理は、王先生の素晴らしい講義と出席されたお客様代表者の方々に対し、特にハルビン、大連、唐山、天津等の遠方から来られたお客様が一日の時間を費やして参加頂いた事に感謝を述べました。「年に一度の大学堂は、三井住友海上公司が非常に重視している活動です。今回のテーマ研修が参加者各位の業務において示唆と一助になれば幸いです。」

  

2019年「三井住友海上大学堂」IN北京のテーマ研修は万雷の拍手に包まれ円満に終了しました。三井住友海上火災保険(中国)有限公司は、引き続きお客様に対して高品質な商品とサービスを提供すると同時に、「三井住友海上大学堂」の活動を通じて、さまざまな業界のさまざまな職位のお客様がお互いに交流する機会を提供し、実際の業務に役立つスキルを向上させ、お客様と共にリソースを共有して共に歩んでまいります。

  

添付参考資料:

☆マスコット“柴宝”の紹介