【中智発表】春節就業地での年越し奨励の企業調査報告（2021年2月7日）
2021年1月25日から1月31日までの期間中、中智コンサルでは、「就業地での年越し」をする従業員の福利/手当て等の問題と合わせ、『2021年春節企業従業員就業地の年越し及び奨励状況のミニ調査研究』を実施しました。本調査は7日間にわたり実施し、集めた有効サンプル数は510社分となります。
今回の調査研究結果を『2021年春節企業従業員就業地の年越し及び奨励状況の調査研究報告』にまとめました。本日は、レポートの中から重要な内容をまとめ、広く皆様と共有させていただきます。ご参考になれば幸いです。
１、八割を越える企業が就業地での年越しを、要求/推奨している
調査結果から、調査に協力した企業のうち、八割を超える企業が従業員に対し就業地での年越しを、要求/推奨していることが明らかとなった。
就業地での年越しを要求/推奨している企業のうち、五割近い企業が就業地で年越しする従業員のために奨励措置を講じている。中でも74％の製造型企業が就業地で年越しする従業員のために奨励措置を講じており、この割合は全体や非製造業（44％）より高くなっている。
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２、約六割の企業が就業地で年越しする従業員へ新年福利手当/現金紅包報奨を設ける
就業地での年越しを要求/推奨する企業のうち、従業員のために新年福利/手当（65％）や現金の紅包/報奨（55％）を用意しており、この二つが企業が従業員の就業地での年越しを推奨するための一般的な措置といえる。
新年福利/手当：六割近い企業が従業員のために、正月用品の現物ギフトを用意し、春節後休暇の交通手当は平均750元/人
就業地で年越しする従業員のために、新年福利/手当を用意している企業のうち、六割近い企業が従業員のために、正月用品の現物ギフトを用意し、三割を超える企業が就業地で年越しする従業員の家族のために慰問福利を提供している。
○就業地で年を越す従業員家族に慰問福利を提供する企業のうち、75％の企業が従業員家族への慰問メッセージや春節ギフトを送る。
○従業員のために春節後の交通手当を支給する企業のうち、交通手当の支給限度額の平均は750元/人に達する。
○従業員の技能訓練手当てについては、ほとんどの企業が現地政府の規定に基づき相応の基準を策定している。
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現金紅包/奨励措置：八割を超える企業が就業地で年を越す従業員へ紅包/ボーナスを支給し、限度額は平均653元/人に達する
従業員に対し年越しの現金紅包/報奨を提供する企業のうち、八割を超える企業が就業地で年越しする従業員に対して紅包やボーナスを支給し、支給額の平均は653元/人に達する。
四割近い企業が紅包や残業代のほか、春節期間中に勤務する従業員に対し割増し手当を支給し、割増し手当の平均基準額は206元/日に達する。
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今回のミニ調査を通して私達は、従業員の「就業地での年越し」に関して、企業が直面する問題は主に、就業地で年越しする従業員管理の問題、同業他社の就業地での年越し福利/手当の基準及び国の政策という三つの方面に現れていることが分かった。
３、従業員の就業地での年越しに企業が直面する管理問題の対応措置
中智コンサルでは、調査研究結果に基づき以下の二つの角度から、就業地で年を越す従業員の管理問題の解決を提案する。
就業地で年を越す従業員に対する文化レクリエーション活動の充実
今回の調査研究結果から、九割近い企業が就業地で年を越す従業員のために会社は、大晦日の夕食や春節祝賀活動を手配していることが明らかとなった。
ただし注意が必要なのは、疫病流行期間中に大規模な集会活動を提唱できないため、企業はオンラインのレクリエーション（44％）を用いて就業地で年を越す従業員に対する文化レクリエーション活動を充実させる事を提案する。
従業員に対する健康安全監督管理の強化
従業員が就業地で年を越した場合、春節期間中における従業員の安全管理が大きな課題であると多くの企業が表明した。
私達からの提案は以下のとおり。
○春節休暇が正式に始まる前に、企業は安全防疫操作ガイダンス（46%）を実施し、従業員の疫病保護に対する重要度を強化することを勧める。
○第二に、従業員のために防疫物資を配布し、毎日の従業員の健康と外出範囲の状況を確認する。
○第三に、従業員の安全衛生管理を強化するため、一部の企業で採用されている「一人が一人を監督する」方法を参考にする事ができる。
皆様が健康で楽しく春節を過ごされることをお祈り致します。
来源：中智薪酬
日本語翻訳：中智日本企業俱楽部智櫻会
