ホーム > HRニュース > 中国HRニュース> 東レ先端工程技術(上海)有限公司課長クラス向け労務法務研修が無事成功を収める (2022年09月08日)

東レ先端工程技術(上海)有限公司課長クラス向け労務法務研修が無事成功を収める (2022年09月08日)

報告文(中文)

 2022年9月8日、中智日企倶楽部智櫻会出張講座は会員企業の東レ先端工程技術(上海)有限公司にて、同社及び各分公司のミドルクラス(課長クラス)対象の「労働時間のリスク管理と休暇管理」をテーマとした労働法研修を実施しました。疫病流行下において行われた今回の研修は、上海本社をメイン会場として、各分公司をオンラインでつないで各地同時に研修を進めるという新しいスタイルで進行しました。


 今回の研修は、東レ先端工程技術(上海)有限公司管理部総務課の劉忠嬌女史が成都市よりオンラインで参加し、司会を務めました。

 研修に先立ち、東レ先端工程技術(上海)有限公司董事長兼総経理の董剛氏が、研修に対する期待を込めた挨拶を行いました。「当社の従業員はビジネスの性質上常に顧客と接しているため、不規則な時間帯に勤務することが一般的となっており、それに併せて従業員の勤怠管理、休暇管理、残業など、管理者に求められるマネジメント要件も高くなっています。従業員の心身の健康を十分に確保した上で、いかに合法的、合理的に管理するかということは、私たちが一緒に考えていかなければならないことなのです。今回の研修では、人的資源管理に対する意識やスキルを高めると同時に、実務での疑問や戸惑いを積極的に伝え合い、理論と実務の両面で何かを得ることができればと考えています」


 今回の研修では、中智日企倶楽部智櫻会特別講師の李偉先生が講師を務めました。


 今回の研修に参加されたのは、主に各事業部のミドルクラスの管理職の方々です。李先生は、労働法関連の法律知識を体系的に学習していない参加者の方でも理解が進むように、主な法律法規の動向を挙げながら、実務における各種労働法の法的根拠や運用のポイントを詳細に説明しました。試用期間の管理、時間外労働の承認とコスト管理、年休や各種休暇の管理、病気休暇の手続きなどは、各事業部門の管理者が日常業務で直接関わることになるマネジメントです。李先生は、わかりやすい言葉とユーモアを交えた解説の中で理論を整理し、代表的な実例の分析を通じて、全員がより直感的に、より明確に法令を理解することができるよう工夫を凝らしていました。また李先生は研修の中で、経営者にありがちな誤解を正し、参加者の皆様へ今後のリスク管理のヒントとなる良いアドバイスと新たな気づきをもたらしました。


 疫病の関係で各分公司の課長がオンラインでの参加となった今回の研修でしたが、参加者の方々は皆熱心に耳を傾け、率先して自分たちの業務と研修内容を照らし合わせて、思考を深めていました。研修最後の質疑応答では、研修で学んだことや、業務で直面したマネジメント上の戸惑いなどについて、全員が積極的に質問し、先生に解決策を求め、解決の糸口を掴んでいました。参加者の方々は、半日にわたる高密度の学習とコミュニケーションを通じ多くのものを得た様子で、全員がまだ語り足りないといった熱気ある雰囲気を醸し出す中、研修は無事終了しました。


 中智日企倶楽部智櫻会は、今後も会員企業の従業員の総合的能力を向上させる様々な講座や交流会を開催し、会員企業の皆様のニーズに応じて、交流会、公開講座、ライブ配信、オフライン録画配信、企業内研修、オンライン教室など、様々な企画に挑戦していきます。中智日企倶楽部智櫻会は会員企業に時代に合った高い専門知識と日本式のきめ細やかなサービスを提供し、会員企業の皆様が再び順調に成長・発展できるようサポートさせていただきます。


中智より
  今回の研修は、昨年実施された中智日企倶楽部智櫻会と東レ先端工程技術(上海)有限公司との二回の合宿研修に引き続き、もう一度協力して開催されたものです。今回は参加者は全国各地におられますが、オフラインとオンラインを併用した研修形式により、共に学び、議論し、離れた場所からでも共に管理課題を考え、解決することができました。
 事業部門を対象とした人的資源管理研修は、私たちにとっても新しい試みでした。今回の研修の成功は、東レ先端工程技術(上海)有限公司経営層の厚い信頼や、管理部門の全面的な支援、ミドルクラスの管理者の皆様の積極的な参加によるものです。この場を借りて、改めてお礼を申し上げます。
 企業内の人的資源管理に関する事柄は、一般的に主に人事部や法務部が担当すると考えられていますが、実際にはすべての部門の管理者が人事管理のあらゆる側面に直接関与しているのです。企業の人的資源管理のレベルを向上させるためには、企業のすべての管理者が労働関係の管理について科学的、標準的、専門的な概念を持つ必要があります。各事業部のミドルクラスの方々を人的資源管理研修へ参加させるというご決断は、東レ先端工程技術(上海)有限公司の経営層に高い先見の明があり、また社内の中級・高級管理職の方々の能力向上を重要視していることを示すものです。この半日間の学びと交流が、皆様の今後の日常管理にお役に立つことを願っています。
 私たちは、より多くの会員企業の事業部において人的資源管理に関する研修を開催し、専門的な知識ときめ細かいサービスでソリューションを提供し続けていきたいと考えています。また、今後中智日企倶楽部智櫻会をプラットフォームとして、さらなる交流が生まれることを期待しています。
 改めて、中智日企倶楽部智櫻会に対するご支援ご鞭撻に、大変感謝申し上げます。私たちはこれからも一緒に、繋がっています!