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《中智日企倶楽部・智櫻会特約講師及び会員代表座談会》を開催しました(2025年1月10日)

报告文(中文)

1月7日、《中智日企倶楽部・智櫻会特約講師及び会員代表座談会》を中智ビルにて開催しました。この会はクローズド形式で行い、倶楽部の講師代表や各業界から活動に積極的にご参加いただいている会員代表にお集まりいただきました。


はじめに、中智日企倶楽部・智櫻会高級経理の魯亦雯が、本座談会の企画趣旨について紹介しました。2013年以降、中智日企倶楽部・智櫻会はこれまでに計323回の会員講座を成功裏に開催しており、そのテーマは労務・法務、ビジネス日本語能力底上げ、ビジネスマナー、従業員スキル強化、従業員の心理ケアなど、日常管理に関連する課題を網羅しています。今回の座談会では、感謝を伝えるとともに、講師や会員と共にイノベーションとブレークスルーについて探求します。


続いて、中智日企倶楽部・智櫻会部長の馮串紅が、中智公司及び日企倶楽部・智櫻会の発展の歩みについて詳しく紹介しました。この会において、講師が会員企業の管理層と直接対話を通じて、企業の変革期における現実的な課題を深く理解し、企業のアップグレードに向けた実行可能なソリューションをカスタマイズできることを期待します。さらに、会員企業の実務経験豊富な高級管理者がそれぞれの分野での強みや経験を活かし、実践メンターとなっていただく実践型講座を企画しています。中智日企倶楽部・智櫻会のプラットフォームで引き続き輝きを放っていただきたいと考えています。


その後、中智日企倶楽部・智櫻会シニア顧問の邹莉が、会員講座の成長の歩みを紹介し、2024年度の会員講座データを共有するとともに、2025年度の会員講座計画についても発表しました。


第一部:5名の日企倶楽部・智櫻会シニア講師による現場共有


 

中智日企倶楽部・智櫻会労務法務シリーズシニア講師 
李偉

今日の座談会を通じた深い交流により、会員のニーズをより深く理解することができました。これまでの講座は私からの一方的な共有が多かったのですが、今後は多形式に工夫し、会員がより実践的に学びを活用できるよう努めます。また、引き続き、現在のホットな話題に焦点を当て、会員企業にアイデアや戦略を提供し、発展を支援していきます。


 

中智日企倶楽部・智櫻会従業員ケアシリーズ シニア講師
殷実

 新型コロナ禍の収束から2年、「大変化の時代」が到来し、「内巻(過剰競争)」「寝そべり」「定年延長」などの流行語が頻出しました。このような時代において、企業の経営層から現場の従業員に至るまで、あらゆる年齢層がメンタルヘルスやストレス対応において大きな課題に直面しています。主な課題は以下の2点です:1つめは、管理層と新世代の若者との間で、コミュニケーションや管理の効率を向上させる必要があること。2つめは、企業変革に伴うリストラや人員最適化の中で、一部の従業員が適応に苦しみ、心理的な問題が原因で労働関係のトラブルが発生しやすくなること。このような状況を踏まえ、企業は従業員のメンタルヘルス管理を徹底し、問題を未然に防ぐべきだと考えます。


 

中智日企倶楽部・智櫻会人工知能時代のDX専門家
沙文灏

2025年はデジタル化元年にあたります。これを機に、自分のトヨタでの管理やコンサルティング会社での経験、そして現在取り組んでいるAI研究を活かし、DXの課題において、日企倶楽部のプラットフォームを通じて、より多くの日系企業を支援していきたいと考えています。


 

中智日企倶楽部・智櫻会ビジネスマナーシリーズ シニア講師
袁星芳

私の講師としてのキャリアは、上海環球金融中心でスタートしました。当時、ビルのサービススタッフ向けにマナーや素養に関するトレーニングを行っていました。その後、企業内の社員向け研修へと活動の場を移しました。私にとって、ビジネスマナーは単なる表面的な形式ではなく、中日文化の違いを理解し、上司の言動を正しく汲み取るための重要な鍵です。近年では、新入社員研修の難しさが増しており、特に2000年代生まれの社員は自己の感性を重視する傾向があるため、研修内容を絶えず調整する必要があります。私は中智日企倶楽部・智櫻会のプラットフォームで引き続き授業を行えることを大変楽しみにしています。その理由は、受講生たちの学ぶ意欲が非常に強いこと、そして倶楽部のプラットフォームが本当に日系企業のために実質的な支援を提供しているからです。


 

中智日企倶楽部・智櫻会マーケティング営業と営業スキル底上げシリーズ シニア講師
張少華

私はこれまで多国籍企業に対して研修を実施してきましたが、特に日系企業での研修において強く印象に残ったことがあります。それは、研修会場が非常に静かで、質問をしても皆さんの反応があまり積極的ではないという点です。この現象について考えたところ、文化的な違いが要因の一つではないかと思いました。この状況は実際の業務にも影響を及ぼす可能性があります。たとえば、顧客の前で自分の意見を明確に述べるのが苦手であったり、深く考える習慣が育ちにくいということです。しかし、企業にとって営業職は非常に重要な役割を担っています。営業部門は、企業全体の価値実現に直結しており、その核心的な目標は営業成績を達成することです。そのため、新しい年には、倶楽部でのマーケティング講座の頻度を増やし、日系企業の営業活動に新しいアイデアやヒントを提供できることを期待しています。


 

東麗先端工程技術(上海)副総経理 宋国強
*企業の現役高級管理者講師を代表しての共有

昨年、倶楽部の招待で、光栄にも「人的資本フォーラムin北京」において、「企業の人材発展施策」をテーマに講演する機会を得ました。受講者から講師という立場に変わり、この信頼と評価に深く感謝しております。これからも倶楽部の活動に期待を寄せるとともに、さらに多くの日系企業の方々と出会えることを願っています。

講師の皆様の共有後、中智日企倶楽部・智櫻会より、座談会にご出席いただいた講師の方々へ感謝状を授与しました。倶楽部へのご支援と講座でのご尽力に心より感謝申し上げます。


第二部:2名の新任講師による現場共有


 

元丸紅(上海)副総経理、元丸紅(中国)高級顧問
周為民

私は丸紅に30年間勤務し、日本企業が中国での事業を立ち上げ、発展していく過程を見守ってきました。この間、いくつかの投資プロジェクトに携わりました。現在、日本企業は中国において重要な転換期と調整期に直面していると強く感じています。一部の日本企業の本社経営層や中国駐在の日本籍管理層は、中国に対する理解が十分ではないため、迷いを感じたり、様子見をしたりする傾向が見られます。また、日本企業と中国企業の間には、政治体制、思考方法、文化精神という三つの側面で顕著な違いがあり、双方ともそれを十分に理解していないのが現状です。定年後は、倶楽部のプラットフォームを通じて経験を共有し、在中日系企業の発展に貢献できることを非常に楽しみにしています。


 

アクセンチュア大中華区 インテリジェント・オペレーションズ本部リード
岳彬

アクセンチュアのグローバル従業員数は約80万人に達しており、常に顧客のニーズを中心に据え、市場の変化を注視しながら先見性のある支援を提供し続けています。2025年、企業は多くの不確実性に直面することになりますが、挑戦の中にはしばしば大きなチャンスが潜んでいます。長年にわたり、日本企業はリーン生産方式と匠の精神を堅持してきましたが、現在では新たな製品優位性を構築し、新しい消費者の期待に応えるために迅速な戦略の調整が求められています。日本企業が中国市場にしっかりと根を下ろし、競争力を向上させるためにどのように支援できるかは、現在私たちが重点的に研究している課題です。2025年には、中智日企倶楽部において、会員企業の皆様に向けて、コスト削減や効率向上、技術によるイノベーションの推進といった重要なテーマを共有する予定です。

第三部:6社の異業種日系企業代表が事前準備した現場共有

会員企業の代表として、上海伊藤忠商事の韓晶副部長、大金商貿服務(上海)の劉莉副部長、出光電子材料(中国)の蔡維高級経理、ホンダモーターサイクル研究開発の于広麗高級経理、上海中村精密金属の施元銘副総経理、アシックス(中国)商貿の蒋思嘉高級経理が座談会で共有しました。

会員たちは、それぞれの業務における困惑や課題を共有しました。例えば、配置転換時に新しい業務の要求や複雑な状況にどのように対応するか、また従業員管理において発生する困難な問題に対し、外部の専門的な支援を必要としているといった意見が挙がりました。さらに、一部の会員は、自身が長年培ってきた貴重な経験を倶楽部のプラットフォームを通じて会員たちと共有し、経験を伝えて相互成長を実現したいとの熱意を示しました。また、多くの会員は未来を見据え、新年度の倶楽部の活動への期待を率直に表明し、企業発展を支援するための新たなリソースやチャンスを得ることを希望していました。


倶楽部の新年度の講座企画において、私たちは年間カリキュラムを更に充実させてまいります。企業のモデルチェンジ・アップグレードの段階において、会員企業の人材能力を向上させることで、企業の核心競争力を強化します。


中智日企倶楽部・智櫻会は、引き続き会員企業の皆様に時代にマッチした研修講座を提供してまいります。次の300期に向けて、共に企画し共に期待しましょう。皆様からのサービスに対するご意見やご要望を歓迎致します。引き続き皆様のご愛顧とご参加を期待しております!