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「駐在員が知っておくべき《中国人事労務管理実務》」中智智櫻会会員研討会を開催(2026年7月29日)

报告文(中文)

2026年7月28日(火)、中智日本企業俱楽部・智櫻会総第363回「駐在員が知っておくべき《中国人事労務管理実務》」会員研討会を中智ビルにて開催しました。


今回の研討会には、島津企業管理、積水化学(中国)、上海江崎グリコ、上海ミズノ、日郵物流(中国)、東京海上日動火災保険(中国)、神鋼商貿(上海)、上海伊藤忠商事、三菱重工業(中国)上海、DNP企業諮詢(上海)、アズビルコントロールソリューション(上海)、ニチレイ企業管理諮詢(上海)、クボタ農業機械(蘇州)、前川迈坤国際貿易(上海)、三井農林(上海)飲料、住電装貿易(上海)、上海富士達電梯研発、住友重機械工業(中国)、日清紡企業管理(上海)、MORITO(上海)国際貿易、日置(上海)測量技術、ライオン(上海)創新科技、青島扶桑精製加工、キユーピー(中国)、アストライン(青島)上海などの会員企業から、総経理、副総経理、及び管理部責任者の駐在員の皆様にご参加いただきました。


はじめに、中智日本企業倶楽部・智櫻会部長の馮串紅より開会挨拶が行われました。馮部長は、倶楽部が政策・法令情報の発信や交流会、企業訪問などの活動を通じて会員企業を支援していることを紹介するとともに、今後の活動計画について説明しました。また、各業界の日系企業が直面する経営と人材の課題を共有し、会員企業相互の交流と課題解決を支援していく方針を述べました。


研討会の講演は、中智日本企業倶楽部・智櫻会特約講師である開澤法律事務所パートナー弁護士の王穏先生が担当しました。


講演では、中国における労働紛争の増加や近年の法改正・司法運用の変化を踏まえ、中国労務管理が日系企業の重要な経営課題となっている背景について解説しました。その上で、中国労働法の基本原則である「書面契約」と「使用者の立証責任」を中心に、日本との制度・実務上の違いを比較しながら説明しました。さらに、採用から労働契約締結、試用期間、配置転換、降格・降給、解雇、経済的リストラ、社会保険、就業規則の整備まで、人事労務管理全般における留意点を、最新の判例や実際の紛争事例を交えて紹介しました。特に、中国では証拠管理が極めて重要であり、就業規則や各種記録を適切に整備・保管することが、企業のリスク低減につながることが強調されました。また、近年は労働仲裁や訴訟の件数が増加し、SNSによる風評リスクも高まる中、法令遵守を前提とした適切な人事労務管理と、従業員との丁寧なコミュニケーションの重要性についても解説しました。


研討会には、馮串紅から参加者の皆様にスピーチをお願いし、中国赴任1年未満の駐在員から長年中国で経験を積んだ駐在員まで、各業界の代表者の皆様に、今回の研討会に参加した動機や、本社から期待されている役割、中国で取り組みたい課題、今回のセミナーで得た学びや気づきについて共有していただきました。


上海ミズノ 高尾 総経理

中国赴任から間もない立場として、日本と中国の労務管理の違いを理解し、リスクを未然に防ぐために参加したと紹介していただきました。また、日々の従業員とのコミュニケーションや、ベテラン社員との向き合い方について学びたいとの考えを共有していただきました。同社の水谷副総経理:中国赴任から約1年が経過し、労務管理上のさまざまな課題に直面する中で、専門家へ相談を重ねながら実務に取り組んできた経験を紹介していただきました。また、十分な準備と丁寧な従業員対応が円滑な課題解決につながったことを共有し、今回のセミナーでも多くの学びを得られたと感想を述べられました。

日清紡企業管理(上海) 長谷川 総経理

赴任して初めて中智の交流会に参加し、中国グループ会社の管理業務に携わる立場から、賃金改定をめぐる従業員とのやり取りを通じて実感した、日本との文化や価値観の違いについて共有していただきました。また、今回のセミナーを通じて、中国の労務管理への理解をさらに深めることができたと感想を述べられました。

東京海上日動火災保険(中国) 太田 副総経理

中国赴任から約1年半が経過し、人事部門で人事制度の見直しや人材マネジメントを担当していることを紹介していただきました。管理職制度や評価制度の運用改善を進める中で、低評価者への対応など実務上の課題にも直面しており、今回の講演を通じて、制度そのものだけでなく、日頃の評価プロセスや証拠の蓄積、従業員との丁寧なコミュニケーションが重要であることを改めて実感したと述べられました。また、講演資料は今後の社内検討にも活用したいと感想を共有していただきました。

上海江崎グリコ 川本 人事部総監

中国における人材マネジメントの実践事例として、試用期間中の評価や低評価者への対応について紹介していただきました。また、従業員のモチベーション維持の観点から、単なる給与調整ではなく、適切な評価制度や人材配置を含めた総合的な運用が重要であるとの考えを共有していただきました。さらに、今回の講演を通じて、実務対応のポイントを改めて確認できたと感想を述べられました。

住友重機械工業(中国) 生野 副総経理

中国赴任から約4年が経過し、法令や実務動向を継続的に学ぶため、定期的にセミナーへ参加していることを紹介していただきました。また、評価が難しい従業員への対応や、AI・DXの進展による業務効率化が進む中で、人材の再配置や新たな役割の創出が今後の重要な課題であるとの考えを共有していただきました。さらに、今回の講演を通じて、実務対応のポイントを改めて確認できたと感想を述べられました。

アズビルコントロールソリューション(上海) 宇佐美 副総経理

中国赴任から約2年が経過し、人事部門と連携しながら採用や人事制度の運用に携わっていることを紹介していただきました。採用段階での人材の見極めや契約管理、人事制度の整備に加え、従業員の退職に伴うコストも踏まえた人材マネジメントの重要性を実感していると述べられ、今回の講演を通じて、実務に役立つ多くの知見を得ることができたと感想を共有していただきました。

島津企業管理(中国) 石田 人事総務部項目経理

中国赴任から約1年を迎え、人事部門の組織体制変更により、現地社員がより相談しやすい環境づくりが進んでいることを紹介していただきました。また、従業員エンゲージメントや定着率は高い一方で、今後はキャリア形成やモチベーション維持が重要な課題になるとの考えを共有していただき、今回の講演を通じて、人事制度運営の参考となる多くの示唆を得られたと感想を述べられました。

検討会終了後は、中智ビル内の福利厚生施設「中智社員の家」などを見学した後、中智社員食堂で懇親会を開催しました。懇親会では、普段社員食堂で提供しているメニューを味わっていただき、施設見学とあわせて、中智の福利厚生制度や中国企業文化、ローカル社員のニーズへの理解を一層深めていただきました。




懇親会では、ライオン(上海)創新科技の奥田総経理、上海富士達電梯研発の長野副総経理、DNP企業諮詢(上海)の本永副総経理兼管理部長、神鋼商貿易(上海)の濱澤管理部門長、三菱重工業(中国)上海の西澤総務人事部長、日置(上海)測量技術の三井人事総務部高級総監、青島扶桑精製加工の歌代経理、前川迈坤国際貿易(上海)の幸田服務総監、キユーピー(中国)の白川公共事務・企業伝播室室長の皆さまにも、中国での課題や今回のセミナーで得た学びや気づきについて共有していただきました。



2026年、中智企業倶楽部は引き続き会員の皆様のニーズに合ったサービスを提供し、専門的な知識と質の高いサービスで、会員企業の皆様が中国において挑戦し続け、持続的に発展できるよう支援してまいります。当倶楽部のサービスに対する貴重なご意見やご提案を歓迎いたします。皆さまのご関心とご参加をお待ちしております!