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留学生の帰国インターンシップ・リアルな職場体験(2026年8月31日)

报告文(中文)

2025年、中国では53万人を超える留学生が学業を終えて帰国し、帰国者の割合は93.9%を超えました。2000年代生まれの若い海外留学経験者(海帰)にとって、明確な目標を持って学業を修め、帰国してキャリアを築くことは、すでに主流となっています。向上心のある留学生たちにとって、在学中の休暇を利用して帰国し、企業でインターンシップを経験して実務経験を積むことは、大きな期待の一つとなっています。

これまで、中智日本企業倶楽部・智櫻会では、企業経営者に焦点を当てたシリーズインタビューを行ってきました。今回は視点を若者へと移し、海外留学から帰国したインターン生が語る、リアルな職場での初体験に耳を傾けました。

今回は、英国留学中の阮さんにインタビューしました。専攻はビジネス・マネジメントと経済学です。過去に私たちがインタビューを行った金光紙業(中国)商用事業部の李宗新総経理のもとでのインターンシップを通じて、海外留学から帰国した若者が実際の企業で働く際にどのような経験や課題に直面したのかを、新たな視点から紹介します。本記事が、海外留学から帰国した若者の就職活動や、企業による次世代人材の育成を考えるうえで、リアルな参考情報となれば幸いです。

李総経理インタビューリンク:

https://mp.weixin.qq.com/s/r7XUYuJxH0hXeApcmeFJGA


Q:なぜ実体企業のBtoB事業でインターンシップをしようと思ったのですか?

阮さん:海外の大学では、ビジネスに関するさまざまな理論を学びましたが、実際に企業がどのように運営されているのかについては、教科書だけでは分かりません。さまざまな角度からビジネスの仕組みやロジックを理解したいと考え、大学3年生の夏休みを利用して、金光紙業でインターンシップをすることにしました。

正式に入社する前は、緊張と期待が入り混じった気持ちでした。緊張したのは、初めて経験する職場環境だったからです。国際的な大企業ならではの仕事のスピード感やビジネスモデル、職場の雰囲気に対応するためには、一から学び、適応していく必要があると感じていました。

一方で、それ以上に期待のほうが大きかったです。業界をリードする企業である金光集団には、充実した人材育成制度、成熟した事業体制、そして優れた職場環境があります。私は以前から、質の高いプラットフォームは若者に他では得られない成長の機会を与えてくれると考えていました。そのため、体系化・市場化されたビジネス環境の中で実践力を磨き、教科書で学んだ理論から一歩踏み出して、学んだことを実際の仕事に生かす「学びの実践」を経験し、自分の能力をさらに高めたいと考えていました。

Q:インターンシップで最も印象に残っている仕事や経験は何ですか?

阮さん:最も印象に残っているのは、チーム責任者のRoyさんです。入社初日から、チームの主要な販売チャネルや全体的な業務運営モデル、日々の仕事内容について、非常に丁寧かつ分かりやすく説明してくださいました。そのおかげで、新人としての戸惑いや緊張がすぐに解消され、早い段階でチームに溶け込み、実際の業務を理解することができました。また、Royさんは私が海外で得た業界に関する知見にも関心を持ってくださいました。私が英国で知った越境ECプラットフォーム「Joybuy」について、欧州の従来の物流モデルに変化をもたらし、独自の競争力を形成していることを紹介したところ、単なる情報共有として終わるのではなく、Royさんは私の話を非常に重視してくださいました。

さらに、Joybuyについて詳しい資料をまとめるよう指示してくださり、興味を持ってくださった取引先への説明・訪問にも一緒に連れて行ってくださいました。そこで私は、お客様に海外の越境ECビジネスの仕組みについて自ら説明する機会をいただきました。直属の上司だけではありません。会社の経営陣も若者の成長を非常に重視し、親身になって指導してくださいます。

ある時、商用事業部の李総経理と一緒に会社の階下で車を待っていたことがありました。わずか15分ほどの短い時間でしたが、李総経理のほうから積極的に話しかけてくださり、職場の新人に必要な社交マナーや職場での立ち振る舞い方から、会社全体の事業展開、業界の発展動向、さらにはマクロな市場経済の現状まで、幅広いテーマについてご自身の経験や考えを共有してくださいました。経営トップからのわずか十数分のアドバイスでしたが、それによって私は、単なる「インターン生」という一つの職務の視点から抜け出し、業界・企業・職場について、よりマクロで深い視点から考えることができるようになりました。本当に多くのことを学ばせていただきました。

こうした一つひとつの経験を通じて強く感じたのは、金光集団には、先輩が後輩を積極的に支え、育てていく企業文化が根付いているということです。会社全体に、先輩から後輩へ知識や経験を伝える「伝承・育成」の雰囲気があり、若者が経験を積み、早く成長できるよう、親身になってサポートしていただきました。これこそが、今回のインターンシップで得た、最も貴重な経験の一つだと思っています。

Q:1カ月半のインターンシップを通じて、どのようなことを得ましたか?

阮さん:第一に、BtoBにおける一括調達などの販売チャネルが、実際にどのように運営されているのかを理解し、実体産業におけるビジネスへの実践的な理解を深めることができました。第二に、単に雑務や指示された業務をこなすのではなく、真摯かつ実践的な姿勢で仕事に取り組むことで、チームから認めてもらえることを学びました。第三に、プロジェクトの一連のプロセスに最初から最後まで携わることができ、これまで自分が感じていた「理論面は強いものの、実践経験が不足している」という弱点を補うことができました。

今回インターンシップを経験した金光集団では、経営層から現場まで、若手人材の成長を非常に重視しています。前回の「中智日本企業俱楽部・智櫻会経営者インタビューシリーズ」にもご登場いただいた李総経理をはじめとする経営陣も、ちょっとした時間を活用して、業界に関する知見や職場での経験を若手に共有してくださいます。

Q:今回の経験によって、就職に対する考え方はどのように変わりましたか?

阮さん:今回のインターンシップを通じて、企業がより重視しているのは、実際の問題を解決する力なのだと実感しました。私は営業の仕事が好きです。営業とは、会社が提供する価値をお客様に伝え、その価値を認めてもらう仕事だと思っています。そのためには、自ら考え、積極的に発言し、責任を持って行動することが大切です。そうした姿勢を持つことで、周囲からも認めてもらいやすくなるのだと感じました。

また、1995年生まれ、現在金光集団で働いている日本留学経験者のAaron Tangさんも、今回のインターンシップについて話してくれました。「2004年生まれの小阮さんと一緒に仕事ができて、とても楽しかった」と振り返ります。週末や休日には一緒にゴーカートを楽しむこともあり、阮さんとの交流を通じて、自身が社会人になった頃の経験を思い出すことも多かったそうです。同時に、二つの世代の就職に対する考え方の違いも、はっきりと感じたといいます。2000年代生まれの若者は、自分の目標がより明確で、主体的に進路を選択し、迷い続けるのではなく、自ら一歩を踏み出している。これも、交流を通じて感じた、若い世代の大きな特徴の一つでした。


左:Aaron Tangさん 右:阮さん

中智の感想

中国に進出する外資系企業が持続的に発展していくためには、前向きで向上心のある青年人材の力が欠かせません。海外留学を終えて帰国する若者たちは、企業にとって次世代人材の予備軍となります。私たちは、より多くの会員企業が若者に職場での初めての経験を得る機会を提供し、人材育成に貢献すると同時に、世界に触れ、若者を知る機会を持っていただくことを期待します。また、海外進出を進める中国企業にも、海外留学から帰国した学生をインターンとして受け入れることで、世界をよりリアルに理解し、海外事業を担う次世代人材の基盤を強化していただきたいと考えています。そして、海外で学ぶ若者の皆さんにも、インターンシップを通じて、できるだけ早い段階から企業や社会を理解し、企業と若者が互いに歩み寄り、互いの成長につながっていくことを期待します。


阮さん、Aaron Tangさんと中智日本企業倶楽部