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6月17日《語彙力を高めるには何をすれば良いのか》開催のご報告
2020年6月17日(水)、中智日企倶楽部智樱会は「語彙力を高めるには何をすればよいのか」をテーマとした会員交流会を中智活動室にて開催し、無事成功を収めました。
今回の交流会には、会員企業である阪東、キヤノン(中国)、KDDI、富士フィルム、一実貿易、ツムラ製薬、櫻華国際貿易、アルプス工業(中国)、プライミクス、日野発動機、川辺、RGF中国、住友精化貿易、凸版印刷、東京インキ、東芝電子元件(順不同、敬称略)より、多くの管理部門、業務部門責任者が出席しました。
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交流会の開催に当たり、まず初めに中智日企倶楽部智櫻会の鄒莉コンサルティング顧問より交流会の趣旨の紹介がありました。「語彙力は語句を構成する基礎部分です。日本語の学習においては、語彙量の多さがリスニングや原文の正確な理解、翻訳能力の発揮、言葉での表現効果に直接的な影響を及ぼします。しかし実際の業務においては、業種や職務内容により使う言葉が限られることもあって、語彙力が欠乏してしまう事態が常態化しており、この点が改善を求められるポイントとなっています。今回の交流会では、専門的な角度から単語を覚えられない原因を探り、効率的な単語の覚え方を学ぶことで、リスニング力や理解力などの、日本語の総合的能力を向上させることを目指します」。
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交流会では、王建明先生にゲストとして講演していただきました。
交流会が始まると、王先生はまず「語彙量」の概念について、「いわゆる語彙量とは、私達が知っている語彙の数だけではなく、正確に使いこなすことができる語彙の数を指す」と明確に定義づけました。その後王先生は、語彙量が少ない人たちの特徴について「多くの単語を知っていても使うことができないために、会話の時の話題が少ない」「表現の際に適切な語彙が思い当たらないために、余分な説明をしなくてはならず、冗長で的を得ない表現になってしまう」「言語力が豊かでないために、会話の時にボディランゲージを好んで使用する」「使いこなせる言葉(のカテゴリ)に限りがある」「文章を読んでも何となくでしか理解できない」などと分析しまとめた上で、「実際の業務において、表現能力の不足は社内や顧客とのコミュニケーション不足をもたらし、業務の進展に影響を及ぼしてしまうのです。」と説明していました。
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続いて王先生は、「単語を理解し学ぼうとする好奇心の欠如」「日本語の本や新聞を読む習慣がない」「自信の欠如」といった、語彙力欠如の原因をつぶさに挙げた上で、「語彙力を高めるには何をすればよいのか」という参加者の最も大きな関心事について、専門的視点から提案を行いました。「知らない単語に出会ったら必ず逐一調べます。なぜならこの部分こそが、自身の能力が不足している部分だからです。また、単語を覚えるときは単語の意味だけを覚えるのではなく、例文も一緒に覚えて、実際のシチュエーションでの使い方を把握するようにします。ある単語を覚えるときは、その同義語や反義語調べるようにすると、関連用語も覚えることができます。実際の学習について言うと、多くの人と交流すること、幅広い書物を読むこと、たくさんの字を書き語彙の印象を深めること、また中日相互翻訳の練習を行うことも、語彙力や単語への理解を深めるとても有効なやり方です。」王先生は最後に、単語を学ぶときは「発音、形式、意味、用法」の4方面から学習を進め、更に対象やシチュエーションによって異なる表現を用いることを学ぶと、私達の語学力は更にレベルアップする、ということを強調しました。
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三時間あまりの交流を経て、参加者たちは単語を覚えられない原因と改善方法をよく理解した様子でした。今回の交流会は疫病の影響により前回開催から4ヶ月の期間が空いたものの、参加者たちはみな熱心に講師の話を聞いており、さながら前回開催した講座の熱気が戻ってきたようでした。交流会の雰囲気はたいへん良く、コミュニケーションの言葉が飛び交っていました。日企倶楽部智櫻会は今年も全4回の日本語交流学習会を予定しています。会員の皆様にはぜひご参加いただき、学んだ内容を実務で大いに活かしていただければと、心から願っています。
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中智日本企業倶楽部・智櫻会は引き続き専門的な知識ときめ細やかなサービスを提供し、皆様の業務をサポート致します。どんな形式であれ、私たちはずっと一緒です。皆様からのサービスに対する貴重なご意見とご提案を歓迎致します。今後も皆様のご関心とご参加を期待しています!
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【開催趣旨】
中智日本企業倶楽部の「ビジネス日本語能力底上げ」シリーズは日系企業内において日本語を使用する従業員へ、系統的かつ専門的な日本語の学習方法や間違った日本語の修正を指導しており、会員企業の皆様より厚い支援とご参加をいただいて参りました。お陰様で会員の皆様より好評を頂いており、日本企業倶楽部で日本語能力を伸ばしたいとの声を伺っております。
私たち中智日本企業倶楽部は、会員の皆様のご期待に応えるべく、今年も引き続き日本語力の底上げシリーズを開催致します。6月は「語彙力を高めるには何をすれば良いのか」という内容を企画しました。 語彙力は語句を構成する基礎部分です。日本語の学習においては、語彙量の多さがリスニングに、原文の正確な理解に、翻訳能力の発揮や言葉での表現効果に直接的に影響を及ぼします。しかし実際の業務においては、業種や職務内容により使う言葉が限られることもあって、語彙力が欠乏してしまう事態が常態化しており、この点が改善を求められるポイントとなっています。丸暗記ではなく合理的に言葉を覚える方法はあるのか?語彙力の向上が日常業務の効率とクオリティをどれほど高めるのか?今回の交流会では、専門的な角度から単語を覚えられない原因を探り、効率的な単語の覚え方を伝授し、リスニング力や理解力などの、日本語の総合的能力を向上させることを目指します。 2020年度中智日本企業倶楽部の「ビジネス日本語能力底上げ」シリーズのカリキュラムは下記の通りです。会員の皆様の変わらぬご支援と、積極的なご参加をお待ちしております。 6月 語彙力を高めるには何をすれば良いのか 8月 ビジネス日本語における誤った表現の分析(一) 10月 日本語音声の正確な表現とコミュニケーションにおけるその重要性 12月 ビジネス日本語における誤った表現の分析(二)
【収益】
1、語彙力がない原因を理解する
2、語彙力を高める方法を習得する
【内容】
1.語彙力とは
2.語彙力がない人の特徴
3.語彙力がない原因
4.語彙力を高める方法とは?
5.まとめと質疑応答