《専門家による分析- ビジネスの視点からの人工知能時代のDX》会員交流会を開催(2024年6月13日)
2024年6月13日(木)、中智企業倶楽部総第311講《専門家による分析 - ビジネスの視点からの人工知能時代のDX》会員交流会を中智研修室で成功裏に開催しました。今回の交流会は、オフライン(対面形式)とオンライン(Web配信形式)によるハイブリッド方式で行いました。
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今回の交流会には、上海リンナイ、サクラクレパス、日立建機販売(中国)、キヤノン(中国)上海、KDDI、寧波住重機械、博邁立鋮投資(中国)、上海津村製薬、ハーモニック(上海)、上海凱訊通信工程、日東(中国)新材料、コニカミノルタ医療科技(上海)、ADK集団、上海弩速克国際貿易、タキロンシーアイ(上海)貿易、DUPOINT中国集団等の会員企業から、人事及びIT部門責任者の皆様にご参加いただきました。そのほか、常石集団(舟山)造船、東芝、天津電装電機、濱江兄弟信息技術(杭州)、RGF(中国)投資上海分公司、日産(中国)投資広州分公司、北京DAC広告などの企業が、北京、広州、杭州などの地域からオンラインで参加しました。
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交流会の開始に先立ち、中智日本企業倶楽部智櫻会高級経理の魯亦雯から今回の交流会の主旨を説明しました。近年、AI技術の急速な発展により、デジタル経済の波の中でDXが注目を集めています。時間と注意力の不足するこの時代、「日進月歩」の状態に適応し、常に改善、更新、充実し続けるこれらのデジタル技術を最大限に活用し、企業のコスト削減、効率向上、持続可能な発展の目的を目指すことの方が、より重要で現実的な方法です。この交流会では、ビジネスの視点からDXやAIの応用事例を解説していただき、企業の日常業務との関係を基本から学びます。
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この交流会では、中智日本企業倶楽部智櫻会特約講師の沙文灏先生が講師を務めました。沙先生は、上海畇智管理諮詢有限公司董事長、上海市人工智能技術協会専門家員会の専門家でもあります。企業戦略と経営、ビジネスプロセス、ブループリント設計とビジネスコミュニケーション、システム設計と超大規模システム構築において豊富な成功経験を有しています。
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交流会の冒頭、沙先生は人工知能発展の沿革を紹介し、2025年には少なくとも新たな企業用アプリケーションの90%に人工知能の機能が組み込まれる見込みであると強調しました。続いて、DXの変革管理について共有し、他社の事例調査にあまり時間をかける必要はなく、企業の実情に合わせて実践可能な事項を検討すべきであると述べました。さらに、沙先生はDXの主要な7種類の人材について解説しました。
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最後に、データ送信、データリソース管理、大規模モデルなどについて詳しく解説しました。そのうえで、沙先生はDXの目的は、人間の能力を開放することであり、人員削減によるコストカットではないと強調しました。企業変革のプロセスにおいて、人材戦略の重要なポイントは、全社的に誰一人取り残されないようにすることである。これまでは企業の従業員はビジネス目標により動かされていたが、現在は成長により動かされるようになっている。これは、人々の能力を開放し、創造的、戦略的、ユニークな思考のタスクに集中するためのより多くのエネルギーを得ることができるということであり、それによって人々の潜在能力を刺激することができると述べました。
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2時間を超える学習を経て、会員の皆さんは人工知能時代のDXについて理解を深めました。講義の終了後も、会員の皆さんは業務での実際の悩みについて沙先生と交流していました。参加者からは、本日学んだことで、今後の業務に対する自信が高まったとの感想をいただきました。
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中智企業倶楽部は、2024年も引き続き会員の皆様のニーズに合ったサービスを提供し、専門的な知識と質の高いサービスを駆使して、中国における会員企業の健全かつ持続可能で質の高い発展を促進してまいります。当倶楽部のサービスに対する貴重なご意見やご提案を歓迎いたします。皆さまのご関心とご参加をお待ちしております!