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《外資系企業に勤める中国人は、如何にして自身の価値を創出したか》シリーズ講座を開催しました(2019年12月19日)

報告文(中文)
<strong><font style="font-size:16px">中智日本企業倶楽部・智櫻会</strong>

中智日本企業倶楽部・智櫻会

<strong><font style="font-size:20px"><font color="#CE0000">《外資系企業に勤める中国人は、如何にして自身の価値を創出したか》シリーズ講座を開催しました</font></strong>

《外資系企業に勤める中国人は、如何にして自身の価値を創出したか》シリーズ講座を開催しました

<strong><font style="font-size:16px">~特別ゲスト ダイキン(中国)投資有限公司 副総経理 陳英偉 女史~</strong>

~特別ゲスト ダイキン(中国)投資有限公司 副総経理 陳英偉 女史~

 12月19日(木)、中智日本企業倶楽部・智櫻会は『外資系企業に勤める中国人は、如何にして自身の価値を創出したか』をテーマに、第一回共有会を成功裏に開催しました。今回は、ダイキン(中国)投資有限公司副総経理の陳英偉女史をお招きし、ご講演いただきました。


 今回の共有会には、ブラザー機械商業、ナ・デックス、東京海上日動火災、バンドー、三菱ガス、サクラクレパス、リクルート、平田機工、イオン、清水建設、出光電子材料、マタイ、帝人商事、三井繊維、みずほ情報総研、大正リポビタン、王子製紙、SCREEN、ワンジーテクノロジー、東芝電子、日亜意旺機械、可尔电子、ADK中国、コニカミノルタ、旭化成、椿本商貿、アズビル、穂高貿易等の会員企業からご参加いただきました。


 講演に先立ち、中智上海外企服務公司の張暉副総経理が主催者を代表して挨拶を行い、出席者の皆様に対し感謝を述べました。中智公司は中国中央企業直属の人的資源総合サービス企業として設立されて以来、日系企業を重要なお客様として参りました。特に弊社では智櫻会を設立してから、より専門的で精確な日系企業のお客様に合ったサービスを提供しております。本日、第1回目の開催となる『外資系企業に勤める中国人は、如何にして自身の価値を創出したか』をテーマにした研修シリーズが、皆様の仕事と生活の参考となり、より多くの日系企業で働くエリートの皆様にエッセンスを伝授するプラットフォームになる事ができれば幸いです。この共有会の成功をお祈りします!


中智上海外企服務公司 張暉 副総経理

 今回の共有会では、日本企業倶楽部上級会員であるダイキン(中国)投資有限公司 副総経理の陳英偉女史に講師を務めていただきました。陳女史は、上海市の出身で、改革開放後の初期に日本へ留学された大先輩です。同女史は、ダイキン初の外国人女性従業員で、かつ同社で初めて家族帯同で上海へ赴任した女性駐在員でもあり、空調文化を文字で表現し、ダイキンの中国におけるエアコンブランド文化の確立に貢献をされました。


上級会員企業 ダイキン(中国)投資有限公司 陳英偉 副総経理

 陳副総経理は個人の成長体験の中で紹介した、一杯のコーヒーにまつわるエピソードに会員の皆様は感慨を受けました。お客様にコーヒーを注ぐという小さな事から積極的に取り組む姿勢を身につけ、さらにコーヒ1杯の「おもてなし」というサービスの境地が相手に与える印象が、企業にとっていかに重要であるかを強調されました。

 


 自分は双方の文化を熟知しているので、できる限り相手に理解してもらえるように説明し、一方的に否定するのではなく、より分かり合うための架け橋となるよう努力しています。そして二つの文化の強みを融合してこそ真の成功がある、と述べられました。

 陳副総経理は講演の中で、私達のすべての仕事は人との関わりから離れられず、だからこそ日常の小さな仕事を通じて、従業員が真心を込めて人に接する精神を育むのであり、優秀な従業員とは学歴や能力だけではなく、暖かさも必要で、それでこそお客様の心を掴むことができると述べられました。さらに陳副総経理は、人を育てる仕事は最も難しいが、最も価値があり魅力的でもある。人の無限の可能性を信じることは、ダイキンで学んだ一生の心の財産だと述べられました。

 


 共有会の最後に、同じく上級会員・智櫻会会員でもある出光電子材料(上海)有限公司の蔡維高級経理から陳副総経理へ花束を贈呈し、講演の感想を述べていただきました。蔡経理は同じ様なキャリアを歩んできた後輩でもあり、先日、日本本社で初めての海外法人の女性社員管理職として講演し、その模様が同社の社誌に掲載されました。蔡経理は、今日の共有会は期待以上で深い感銘を受け、これからは陳副総経理を目標に、将来自分も会社の中心となり、日系企業の中国での発展に貢献したいと決意を述べられました。


上級会員・智櫻会会員出光電子材料(上海) 蔡維高級経理

 参加者の感想:私は大学で日本語を専攻し、日系企業で勤務して十年以上になります。現在「反抗期」を迎えていて異なった事をやりたいと考えていました。しかし、この共有会に参加して、自分の考え方が変わりました。初心にかえり、自分の考えよりも相手の気持ちに関心を持ち貢献したいと思うようになりました。

 これまでずっと人事の仕事に対して、経営者の顔色ばかり窺っている部署だと誤解していました。しかし、今日は、人事の仕事とは人と人の距離を縮める仕事なのだと再認識させられました。

 また、新世代の従業員は企業文化を受け入れないという悩みが出されました。これに対し、陳副総経理は、様々な企業活動に従業員を参加させ、自分も率先垂範し部下と一緒に苦楽を共にするのです。その過程の中で、言葉を惜しまず従業員を励まし、彼らに達成感と共感を得させてあげるとよいと回答されました。

 ある参加者は陳副総経理に対して、優秀なキャリアウーマンの模範であり、気品ある外見だけではなく強い心を持っておられると評価していました。



 白熱した交流が続く中、中智日本企業倶楽部・智櫻会の馮串紅部長が会を総括しました。ある世代、彼らは若い頃に日本へ留学し、日系企業で努力成長し、日系企業に貢献し、中国人高級管理職になりました。彼らの経験は中日経済の新時代を築くうえで中核的な資源となるでしょう。現在、彼らは自分の会社だけではなく、在中日系企業の方々のため、社会全体のために、自分が歩んできた心の路を共有し、社会に貢献しています。彼らは30年前に中国の日系企業に入社し、日系企業で働く新しい世代の30年がより良くなることを願っています。中智日本企業倶楽部・智櫻会は、外資企業の中国人高級管理者の講師陣プロジェクトをスタートしました。皆様の積極的な参加に感謝します。この共有会がより良いものになるよう一緒に努力しましょう!


中智日本企業倶楽部・智櫻会 馮串紅 部長

 終了後、中智日本企業倶楽部・智櫻会諮詢顧問の魯亦雯と顧客経理の載偉光が一部の会員に対しインタビューを行いました。皆様からは、参考になったという感想を多く寄せられました。


 第一期の講演の開催は成功し、来年の外資企業の中国人高級管理者の講師陣シリーズ講座がより良いものできることを期待しています。我々は引き続き努力し、会員企業の皆様が智櫻会のプラットフォームを通して活躍していただき、日系企業の中国での発展を支援してまいります。共存共栄できる、共同のエコシステムを作り上げるべく努力して参ります。

中智日本企業倶楽部 智櫻会

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