ホーム > 日企培训室 勉強会のお知らせ
> 11月19日中智日企俱乐部智樱会《オンライン・コミュニケーションスキル》開催のご報告

定期セミナー・イベント

11月19日《オンライン・コミュニケーションスキル》開催のご報告

報告文(中文)
 

  11月19日、『オンライン・コミュニケーションスキル』講座を中智上海研修室にて成功裏に開催しました。

  今回の講座には、三菱ガス化学工程、清水建設、一実貿易、キヤノン(中国)イオントップバリュ、出光電子材料、凸版、日進歯科材料等の会員企業から人事及び管理部門責任者の皆様にご参加いただきました。


  講座の講師は、中智日本企業倶楽部智櫻会特約講師の安田 太郎先生が担当しました。


  講座に先立ち、中智企業倶楽部智櫻会諮詢顧問の鲁亦雯が開催の主旨を説明しました。疫病の影響によりオンラインで会議をする機会が増えていますが、会員企業の皆さまから、オンラインでの会議の進行やコミュニケーションが難しいという悩みをよく聞きます。そこで、オンライン・コミュニケーションに欠かせないスキルを学び、オンライン会議での効果的な進め方について、実践的に学んでいただくため、本講座を企画しました。本講座の学びを基に、オンライン・コミュニケーション上の不要な誤解や摩擦を回避し、個人やチームのパフォーマンスを大きく向上させることができれば幸いです。


  本講義は、グループに分かれて各自がノートパソコンやスマートフォンからZOOMにログインして実践形式で行いました。

  まず、グループ内で自己紹介を行い、オンライン会議課題を話し合い、チャットに打ち込んでもらいました。受講生からは、「発言しない人と、発言する人に二極化する」「場の空気がつかみにくい」等の意見が出されました。これに対し安田先生は、発言していない人を指名して発言してもらったり、場の空気が分かり難いのでのボディーランゲージを大きくしたりすると改善されると述べました。そして、バーチャルミーティングに必要な意識のポイントとして、フラット、尊重、声なき声を聴くという3つの点を挙げ具体的に解説しました。

   


 

  続いて、オンライン・コミュニケーション技術について、ラポールというコミュニケーション技術を紹介しました。これは信頼関係を作り、コミュニケーションをスムーズに行うための技術で、遠隔地同士で行うオンライン会議では特に重要になると述べ、具体的な方法論を解説しました。

  また、オンライン会議をする場合、情報を受信する器官は目ではなく耳が優位になると述べ、まず画像の無い会議での上司と部下の会話を聴き、部下の表情を想像してチャットに書き込んでもらいました。その後、画像付きで会議の様子を確認すると、ほぼ正確に想像できていました。安田先生は、声からかなり正確に表情を判断する事ができると述べました。  

  さらに、考えを促す質問テクニックを、掘り下げ、発展、進展に分けて詳しく解説しました。


  次いで、オンライン会議の準備について確認しました。まず、各グループごとに会議のアジェンダを作成してもらい、安田先生は、それに基づき解説を進めました。その中で、目的だけではなく、会議を経て求める成果を確認する事が大切だと指摘しました。そして、重要な情報を持つ者や障害となりそうな参加者とは、事前に打ち合わせをしておくと効果的だと述べました。

   



 

  最後に、オンライン会議の「運営」に関し、「5秒ルール」や「5分ルール」を紹介し、オンライン会議で特に意識すべきポイントを纏め講義を終えました。


  中智日本企業倶楽部・智櫻会は、引き続き会員の皆様のニーズに応える、専門的な知識ときめ細やかなサービスを提供し、皆様の業務をサポート致します。どの様な形式であれ、私達はずっと一緒です。サービスに対する皆様からのご意見やご要望を歓迎致します。引き続き皆様のご愛顧とご参加を期待しております!