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3月10日《新状態下の企業内の人と事&異業種会員交流会》 開催のご報告

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  <strong>《新状態下の企業内の人と事&異業種会員交流会》

《新状態下の企業内の人と事&異業種会員交流会》

中智日本企业俱乐部・智樱会・HRPlusx

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中国人高級管理者共有会シリーズ第3講を開催

中国人高級管理者共有会シリーズ第3講を開催

----特別ゲスト三井住友海上火災保険(中国)人事行政部 総経理 邬情 様----

----特別ゲスト三井住友海上火災保険(中国)人事行政部 総経理 邬情 様----

  3月10日(水)、中智日本企業倶楽部・智櫻会・HRPlusxは第三回共有会シリーズ『新常態下の働き方改革と人材の持続的発展』を成功裏に開催しました。今回は特別ゲストに三井住友海上火災保険(中国)人事行政部総経理 邬情氏をお招きし、今回のテーマについて共有していただきました。


  今回の交流会には、コニカミノルタ医療印刷器材、キオクシア、ワンジーテクノロジーズ、横河測量技術、Shaw Contract(中国)、ADK集団中国、エレマテック、ダイキン、キヤノン(中国)上海、上海リンナイ、SCREEN、五十鈴汽車工程柴油機、一実貿易、東京海上日動火災保険、三井金属、ミズノ、旭化成、ナ・デックス、島津、日野発動機、マタイ、プライミクス、住化電子管理、川田機械製造、アルプス、川辺日港精密塑料、サクラクレパス、大正リポビタン、住友金属鉱山、清和、野村総研、コニカミノルタ弁公系統、山洋電気、日光化学、松下信息系統、日亜意旺機械、不二越、常磐、KYB、三井不動産等、60社近くの会員企業から総経理、総監、部長及び人事責任者の皆様にご参加いただきました。


  開催に先立ち、中智日本企業倶楽部智櫻会の馮串紅部長が挨拶を述べました。疫病の影響で交流座談会が2ヶ月延期され、首を長くしてこの日を待ち望んでいました。皆様からのご支援とご信頼に感謝するとともに、本日ご参加いただいた会員の皆様、過去二回交流会でゲストとしてご登壇いただいたダイキン(中国)の陳英偉副総経理、キヤノン(中国)華東行政管理部の栄奕文総経理に心より感謝申し上げます。



  続いて、中智日本企業倶楽部智櫻会シニア諮詢顧問の邹莉から、2020年の活動報告を行いました。2020年は「始まりは難しく、終わりは速い」といえる一年でした。2021年が始まり再び別れの季節を迎え、本社への帰任または新天地へ赴任される日本人管理層が特に多くおられ、「去るのは速く、来るのは遅い」特に変化の激しい一年となっています。困難な年初から今日まで、会員の皆様からの多大なご支援とご信頼の下、当倶楽部では高品質なオフライン講座を34回開催することができました。情報発信は「多(量)・快(速)・好(質)・省(分かりやすい)」を旨とし、会員のニーズに合うきめ細やかな日式サービスを提供してまいりました。2021年、私たちは「一緒にいる」精神を継続するだけではなく、さらに「相互リンク」を推進し、日系企業、欧米企業、民営企業、国有企業のための相互交流プラットフォームを構築し、企業の皆様により多くの価値を創造します。


  今回の共有会の前半は、三井住友海上火災保険(中国)有限公司人事行政部総経理の邬情氏に共有していただきました。邬情氏は大学卒業後、三井住友海上火災保険(中国)に入社して以来、今日まで16年間、人事部で日中社員の研修やキャリアアップ、企業文化の建設などの業務に携わってこられました。同じ会社で常に積極的な向上心と革新的な精神を保ち続け、多くのグループ内プロジェクトにおいて積極的に社内の各事業部と緊密に協力してきました。特に疫病の年において、新たに取り組んだオフィススペース管理のプロジェクトが大きな成功を収めました。


  邬情氏は、はじめに、「人が直接に会えない」、「オフィスの余剰スペース」、「困難な社員管理」等の疫病流行当時の人事管理における課題についての考えを共有しました。邬総経理は、人事管理者として会社の業務とすり合わせ、現実を起点として改革する必要があると指摘しました。そして今回の新状態下の働き方改革も、コロナ時代に基づくフリーオフィスモデルの延長であると述べました。ペーパーレス化、新システムの開発、情報セキュリティのアップグレード等はすべてwork everywhereを保証するための基礎であると述べました。

  邬情氏は、「新しいプロジェクトが完了して実施できて、尚且つ成功するためには、しっかりとしたプランがあるほかに、会社のトップや各部門の協力が必要である」と指摘しました。そして、従業員と直にコミュニケーションをとり、フィードバックを収集するたけではなく、ITや業務部門と緊密に交流し、問題点を検討する必要がある。このプロジェクトが「社員の心に深く入る」ために、新オフィスモデルの起動式に会社のリーダー全員が出席し、社員と一緒に新たな時代の幕を上げました。


  続いて、邬情氏は会社の異文化管理について共有しました。異なる国の人々が一緒に仕事をすると、文化の違いや考え方の違いが生じる。しかし、誰かが間違っているという訳ではなく、多くの場合、考え方と立ち位置が異なっているにすぎない。そこで、日中の社員研修、企業文化の建設において、邬総経理とチームが一緒に努力し、グローバルな視点を持った異文化研修システムを構築することで、管理層と従業員の関係が打ち解け、業務が効率的になったと述べました。


  講演の終了後、上級会員・智櫻会会員の三井金属(上海)企業管理有限公司企画調査部副部長の金美蘭氏が会員を代表して花束を手渡しました。


  休憩をはさみ、後半の異業種会員代表交流会では、中智日本企業倶楽部智櫻会のシニア諮詢顧問の鲁亦雯が進行役を務めました。倶楽部は学習プラットフォームとしてのみならず、会員の皆様が発表し共有するプラットフォームでもあります。企業の大先輩に共有していただく「教場」であり、さらには後進たちの「練習場」として、企業と企業、人と人の間で知恵とエネルギーを伝える場でもあります。


  会員代表による共有では、コニカミノルタ医療印刷器材の厳芳成副部長に、主に組織と機能を上手く結合させ、どの様にして自身の生存と発展に必要な変化能力を向上させるかという切り口から共有していただきました。その中で、管理方法の変革を通じて企業のデジタル化への転換を支援すると同時に、組織に創造性を持たせる方法について具体的に分析しました。共有を通して、厳副部長は小柄だが芯の強い女性であることが理解できました。


  キオクシア電子(中国)有限公司の呉鏑高級経理には、人材の育成、管理と伝承の心得を共有していただきました。その中で、人事管理者として、まず会社の業務をよく理解しておく必要があり、それでこそ会社に相応しい人材を供給することができる。そして、キオクシアの従業員は単一のスキルを有するだけではなく、より多くの能力を備えていると述べました。昨年10月に同社の岡本董事長兼総裁にインタビューした際、その中で岡本総裁は従業員との交流を非常に重視しており、従業員一人ひとりの名前まで覚えていると述べられていましたが、まさに呉鏑高級経理の人材重視の管理理念と一致していると感じました。


  ワンジーテクノロジーズ(上海)有限公司の劉妮娟人的資源総監兼董事には、ベテラン社員をどの様にして会社の転換に適応させるかについて共有していただきました。「人々の間で同じ核心的信念を保つ」には、従業員を感化し、顧客を感化し、管理と販売のプロセスでウィンウィンとなることが鍵であると指摘しました。


  横河測量技術(上海)有限公司の王鳴経営管理本部長には、主に企業文化から共有していただきました。同社は日系企業ですが、古い習慣にとらわれない人間化された一面を有しており、チームビルディング活動や従業員福利活動が豊富です。王本部長は、経営管理部の総責任者であり、従業員管理は人事が責任を持っています。しかし、王本部長は会社の人材管理、企業文化の建設に以前から力を入れており、今回の共有を通して、百年企業である同社の暖かさを感じることができました。


  Shaw Contract(中国)の蔡秀軍副総裁には、唯一の日系ではない米国系企業として倶楽部のプラットフォームで共有していただきました。前に発表したゲストの話を聞き、日系企業との文化の違いを強く感じたと感想を述べました。蔡副総裁はもともと業務畑の出身で、同社に入社してからの経験を話していただきました。その中で、人事の仕事は会社の業務の成長を支援することであると気づいたと述べました。米国系企業の最大の特徴は、コミュニケーションにあり、上下関係、等級、部門を超えてコミュニケーションが取れないことであると指摘しました。最後に蔡副総裁は、人と人の間の最短距離は直線ではなく、完全に信頼関係を築いた後の点線である。信頼し信頼されることは、我々が管理者として努力すべき方向であると述べました。


  ADK集団中国の徐敏人力資源総監には、社内の制度改革、活動、CSRについて共有していただきました。広告会社として最も重要な資産は人材であり、そのために、従業員をケアし、健康的に働ける環境作りは人事の大切な任務であると述べました。そして、自社の強みであるアニメのIPと合わせて、仕事と生活を融合し、社員が自分の会社を好きになるような創意活動を行っていると紹介しました。


  エレマテック(上海)国際貿易有限公司の李晶莹科長には、若い後輩を代表して登壇いただきました。李科長は長期間の人事制度改革を経て、多くの困難に直面しました。しかし、これらの困難を通してチームはより緊密になり、部門間の協力意識が強まったと述べました。李科長は非常に若い管理者ですが、困難を恐れずチャレンジする精神に深く感動しました。


  7名のゲストによる共有の後、中智「818 HR Day」プロジェクト責任者である花暁蕾が、「818 HR Day発起メンバー連盟」への参加を呼びかけました。活動は、連盟への企業加入、信条の募集、オフライン活動の三つで構成されています。これは、企業ブランドのPR、企業管理者の相互交流の絶好の機会となります。より多くの企業がブランド価値を示すために我々の活動に参加いただくことを期待します。

  今回は、協賛として健康飲料のリポビタンを参加者の皆さまへご提供いただいた、大正リポビタン様に深く御礼申し上げます。皆様が健康で元気な毎日を過ごせることを願います。


  交流会の最後に、会員の皆様が一緒に智櫻会会歌『同じ空の下』を合唱しました。「新しい場所、新しい仲間と心の扉を開き、一緒に手を携えて新しい世界を創造しよう!」会員たちの歌声が響く中で、第三回高級管理者交流会は円満に終了しました。


  『外資企業中国人高級管理者講師団シリーズ講座』のバトンを引き継ぎ、より多くの会員企業が智櫻会のプラットフォームを通して光輝き、中国での日系企業の発展を支援するよう努めます。共生とウィンウィンは、私たちは共通のエコシステムの構築に取り組んでまいります。

  2021年、中智企業倶楽部は引き続き、会員の皆様と手を携え『一緒にいます』