ホーム > 日企培训室 勉強会のお知らせ
> 9月23日中智日企俱乐部《個人情報保護法の従業員管理への影響とHR対策》開催のご報告

定期セミナー・イベント

9月24日《ポストコロナ時代のメンタルヘルスケア》開催のご報告

报告文(中文)
 

  2021年9月24日(金)、中智日企倶楽部智櫻会第223講「ポストコロナ時代のメンタルヘルスケア」会員交流会が上海市内で開催され、無事成功を収めました。

  今回の交流会には、RGF、アルプス通信機器、瑪岱、清水建設、中村精密金属、IAI、イオン、野村総研、住友電工管理、三菱化学ホールディングス、三洋電機、横河電機、明治製菓、ポルシェ、三桜、日亜意旺機器、翠丰、建信人寿保険、橙信、ニチレイ、椿本チェーン(順不同、敬称略)等30社余りの会員企業の人事及び管理部責任者が参加しました。


 交流会に当たり、中智日企倶楽部智櫻会シニア諮詢顧問の魯亦雯から交流会の主旨について挨拶がありました。「ポストコロナ時代にあって、従業員のメンタルリスクは日々高まっています。今回の交流会は、HRや管理者が従業員のメンタルと心理的問題を識別し、より良い業績や組織管理を促進することを主旨としています。抑鬱症やその他の精神疾患を患った従業員に対するマネジメント上の注意点や、従業員のメンタルが業績に影響を与えた際に管理者がなすべき問題解決の手助けについて学び、管理者の日常業務における従業員のメンタルヘルスに対する認識を変え、今度のスムーズな業務展開につなげることを目的としています」。


  今回の交流会は、臨床心理学修士号を有する中智EAP首席諮詢顧問の殷実先生が講師を務めました。


  殷先生ははじめに、ポストコロナ時代においてなぜ人事担当者が従業員のメンタルに注意を払う必要があるかについて説明しました。「WHOはかつて、新型コロナウイルスが全世界数百万人のメンタルヘルスに影響を及ぼしていると表明していました。現在の組織は、VUCA時代にあって様々な課題に面しています。ほぼすべての管理者は、従業員の業績と能力に関連性があることは認識していますが、従業員のメンタルや健康、経済的問題が業績に及ぼす影響については多くの管理者が無頓着なままです」。


  続いて殷先生は、如何にして従業員の言動や反応を通じて「3つの異変」を感じ取り、従業員の心理的な問題を早期発見するかについて語りました。


  その後殷先生は、従業員の心理的問題に対する対処について説明を加えました。「精神状態が優れない従業員に対しては、相手の答えを引き出すよう積極的にサポートし、また反応を見ていかなければなりません。情緒の慰撫は、相手の情緒的問題を「解決」することではなく、共感と理解、肯定を示すことで相手が抱えている問題を不燃的なことだと感じさせ、落ち着かせることを目的としています」。


  2時間余りの交流の中で、会員の皆様は従業員のメンタルケアについてよりはっきりとした認識を持てた様子を見せていました。講演中は、従業員のメンタルケアにおいてHR担当者が果たすべき役割とは何か、どのように問題を処理すべきか等について熱い議論が交わされ、講演後も日常のマネジメントにおける具体的な課題について先生と意見を交わし、交流を深めていました。


  中智日企倶楽部智櫻会は今後も会員企業の皆様のニーズに沿った、専門的できめ細やかなサービスをもって皆様の実務をサポート致します。会員企業の皆様におかれましては、今後も貴重なご意見やご提案、並びにご支援ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。