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11月12日《「企業における人的資本価値の定量化におけるAIの役割」中智企業倶楽部交流会》

报告文(中文)
 

  2021年11月12日(金)、中智企業倶楽部は参会企業の皆様とともにHRTPS漕河涇オフィスを訪れ、人工知能の活用による人的資源の効果的な管理について学びました。今回の交流会には、リクルートRGF、イオン、キヤノン、出光電子材料、日鉄ソフトウェア、KOKUYO、凸版印刷、ルネサスエレクトロニクス、ポルシェ、コニカミノルタ、Linkfin、GE Appliances、上海雲間世紀、衆安保険、Exyte、Jade Invest、Emerson Chinaなど20社以上の企業が参加しました。


  交流会に先駆けて、中智HRPlusxの責任者である花暁蕾氏は、参加企業の皆様へ今回の交流会の趣旨を紹介しました。「HRPlusxは、2019年から2020年にかけて、200人を超える企業のHR高級管理者に対し組織におけるHRの将来の役割についてのアンケート調査を行いました。その結果、人的資本管理の企業内における地位は戦略的なレベルにまで上昇し、中でもAIとデジタル機能の活用が重要なスキルとなっていることが判明しました。

  そのため今回は、Autoliv(中国)の人事担当副総裁である趙亜氏と、業界で最も人事に精通したAIの専門家であるホプキンス氏とともに人工知能の世界へ入り、複数のケースから実際の企業事例を再現し、デジタル化が価値あるものであることを論証していこうと思います。」


  趙氏はまず、Autoliv(中国)社内の「中層人材後継者のグループ評価プロジェクト」を分析・共有し、人材育成のためにAIが活用される場面やAIモデルの有効性の検証方法、従来のAC単一評価から恒常的・周期的な人材能力変化追跡への転換方法などを取り上げました。



  趙氏は、AIを組織に導入するには、上級管理職の支持がなければ実現できないとした上で、AI技術の活用について「行動データの記録と分析は、AI技術を活用するためのコア・バリューです。また自社に即した『鍵となる要素』を整理することは、AI技術を活用するための前提条件です。AI技術の活用には、従業員一人ひとりの協力が非常に重要なのです」と述べました。


  次に、ホプキンス氏は、アマゾンの事例をもとに、アマゾン・インドがAI技術によってカスタマーサービスチームのサービスレベルの向上に成功したことを紹介し、AIと人事の複数の適用シーンを紹介しました。ホプキンス氏はまた、製薬業界での実践的なAI技術の事活用例を紹介し、職業能力訓練の効果を向上させるという観点からデジタル化の価値を示しました。


  ホプキンス氏は、AIが人事に取って代わるのではなく、AIを使った人事がAIを使わない人事に取って代わると述べました。AIによる行動マネジメントが、結果として組織に最先端のスマートマネジメント能力をもたらすのです。


  会員企業の皆様は、質疑応答の時間で個人情報保護法の規則範囲内でのAIテクノロジーの利用や、文化の違いが組織改革と革新のに対する最大の障害となるか等のテーマについて、活発な議論を行っていました。


  2時間半を越える交流を経て、フォーチュン100企業の事例を通じて「スマートHR」のコンセプトが会場のすべての人に示され、会員企業の皆様は組織におけるAI適用の成熟度と柔軟性に驚嘆していました。会員企業の皆様は、一方で新しい力としてのAIによって引き起こされる共生の問題を懸念するとともに、他方ではディープラーニングAI技術が自社の業務と融合することを切実に望んでいる様子でした。


  中智企業倶楽部は、今後も引き続いて会員企業の皆様のスキルアップや能力向上に役立つ様々な講座をご用意するとともに、専門的な知識ときめ細やかなサービスをもって皆さまの業務をサポート致します。当倶楽部は、会員企業の皆さまの、忌憚なきご意見ご感想をお待ち致しております。私たちはどのような形であっても皆さまとともにあり、いつでも繋がっています!

 

 

  2021年11月23日

  中智日本企業倶楽部 智櫻会