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3月26日 《インターネット時代の労働時間残業管理》開催のご報告

报告文(中文)

  2024年3月26日(火)、中智企業倶楽部総第304回《インターネット時代の労働時間残業管理》交流会を上海市内で成功裏に開催しました。今回の交流会も、対面形式(オフライン)とWeb配信形式(オンライン)によるハイブリッド方式で行いました。

  今回の交流会には、RGF、カシオ(中国)貿易、平田機工自動化設備、不二越、日晶繊維、三井金属、中村精密、日通国際物流、島津企業管理、ニチレイ企業管理諮詢、東洋油墨、科意半導体、聯洲油脂、三井化学、アルバック、DNP企業諮詢、横河測量技術等の会員企業から人事及び管理部責任者の皆様にご参加いただきました。そのほか、キヤノン(中国)、北京DAC広告、松下電気機器(北京)広州、青島栄レース等の会員企業が北京、広州、青島等の各地からオンラインで参加しました。


  交流会の開催に先立ち、中智日本企業倶楽部智櫻会シニア顧問の邹莉より交流会についての説明をしました。今年1月、北京市で第16回全国人民代表大会が開催され、北京市高等人民法院の活動報告において、インターネット時代における「隠れた残業」現象に言及し、また労働者の「オフライン休息権」を保障する必要性を指摘しました。企業にとって「隠れた残業」が企業にもたらす法的リスクやコストの増加をどう防ぐかが注目されています。今回の共有により、関連事例の分析を通じて、残業に関する新たな問題を効果的に予防し、対応する参考となれば幸いです。


  交流会の講師は、中智企業倶楽部特約講師の李偉先生が務めました。


  はじめに李先生は、北京市高級人民法院の活動報告で「隠れた残業」に言及した背景と、最高法院が示した隠れた残業の認定基準を紹介しました。続いて当時、白熱した議論を引き起こした事件に関する判例を振り返りました。

  その後、労働時間と残業をより適切に管理するための実務上の様々な重要ポイントを整理しました。その中で、李先生は労働時間について、単に「就業中」であるかどうかではなく、当該業務の完了を基準として、労働時間を設定する必要がある。企業は3種類の労働時間制度の特徴を理解し、従業員の職種に応じて柔軟に活用する必要があり、出勤時間を廃止するかは、企業文化に照らしてメリット・デメリットを検討する必要があると指摘しました。


  最後に、李先生は管理理念から管理方法まで、日常の残業リスク管理に関する実践的な戦略と専門的な提案を行い、今後の管理業務の新たな方向性を示しました。

  3時間余りの交流会を経て、具体的な事例分析や法律解説を通じて、インターネット時代の労働時間、残業管理の技術と注意点についての理解を深めました。交流会の終了後も、参加者が李先生と日常業務における問題と課題について意見交換する姿が見られ、多くの参加者から、今日の交流会の内容は日常業務に非常に役立つとの声が聞かれました。


  中智日企倶楽部智櫻会は2024年も、会員の皆様のニーズに合ったサービスを提供し、専門的な知識と質の高いサービスをもって、会員企業の中国における健全かつ持続可能で質の高い成長のために尽力して参ります。我々のサービスに対する貴重なご意見やご提案を歓迎いたします。皆さまのご関心とご参加をお待ちしております!