e 《電子証拠の管理と雇用リスクのバランスと選択》開催のご報告(2024年9月24日)- HRM.com
ホーム > HRニュース > 中国HRニュース> 《電子証拠の管理と雇用リスクのバランスと選択》開催のご報告(2024年9月24日)

《電子証拠の管理と雇用リスクのバランスと選択》開催のご報告(2024年9月24日)

报告文(中文)

2024年9月24日(火)、中智企業倶楽部総第319講会員交流会「電子証拠の管理と雇用リスクのバランスと選択」が、中智ビル研修室で開催されました。今回の交流会は、オフライン(対面授業)とオンライン(ウェブ配信)のハイブリッド方式で行われました。

今回の交流会には、日晶繊維、久保田(中国)投資、阪急阪神国際貨物、明治製菓食品工業、平田機械自動化設備、IAI、科意半導体設備、日通国際物流、中村精密、バンドー、伊藤忠商事、サクラクレパス、ミズノ、愛科昇振動機械、凱訊通信工程、聯洲油脂、東麗先端工程技術、アシックス、日亜意旺などより多くの企業人事・管理部門の責任者にご出席いただきました。また、キヤノン(中国)、東芝(中国)、対松堂精密工業(深圳)、松下電気機器(北京)広州、コニカミノルタ弁公系統(中国)、深圳津村製薬などの会員企業の皆様より北京、広州などからオンラインでご参加いただきました。


交流会の開始に先立ち、中智日企倶楽部智櫻会シニア顧問の鄒莉より交流会の主旨について説明しました。情報化時代の到来に伴い、電子証拠は企業の人事管理業務における伝統的な証拠制度にも多くの課題をもたらしています。今回の交流会では、電子証拠収集のリスクを分析し、電子証拠収集の過程で直面する可能性のある各問題について提起を行います。今回の交流会が、会員企業の皆様が日常業務において、電子証拠収集の問題に対する理解と注意を強化・向上させ、電子証拠管理システムを構築・改善する一助となれば幸いです。。


今回の交流会では、中智企業倶楽部特別講師の李偉先生が講師を務めました。


李先生は交流会の冒頭、電子証拠と人事管理リスクの背景を説明し、電子証拠の定義と証拠の「三性」要件について解説しました。その中で李先生は、電子証拠の合法性と真正性は誰もが特に関心を持つところだとした上で、電子メール、電子文書、データベース記録、ネットワーク閲覧記録などの一般的な電子証拠の形式について実例を交えて紹介し、電子データの取り扱い方について提起を行いました。。

続いて李先生は、従業員との関係管理に関わることの多い電子資料の有効性と証拠保持スキルについて説明し、入社時の電子資料、電子出退勤記録、電子メール、インスタントメッセージの記録、OAシステムのデータなどの有効性と固定保持に焦点を当てました。李先生は電子出退勤記録を例に取り、データをエクセル形式にエクスポートすると真正性を疑われやすいと指摘した上で、タイムスタンプを添付したスクリーンショットを撮ること、画面を記録すること、公証人に公証を依頼すること、またプラットフォーム企業へ証明書の発行を依頼する等の方法で電子証拠として運用できると提案しました。また、WeChatのチャット記録を証拠として使用する場合は、効果的な証拠の連鎖を形成するために、他のデータによる裏付けが必要である点を指摘しました。


李先生は最後に、企業のための効果的な電子証拠システムを構築する過程における実践的なスキルと留意点をまとめました。

李先生は3時間にわたる交流会の中で、法律法規の説明と事例分析を通じて企業の電子証拠管理における具体的な運用スキルと留意点をまとめました。参加者は交流会中や交流会終了後、李先生と実務上の具体的な課題について意見交換を行い、多くの参加者から本日の交流会の内容は非常に実践的であり、その後の業務に新たなアイデアと示唆をもたらしたとの感想が聞かれました。


中智企業倶楽部は、2024年も引き続き会員の皆様のニーズに合ったサービスを提供し、専門的な知識と質の高いサービスを駆使して、中国における会員企業の健全で平穏な発展を支援してまいります。当倶楽部のサービスに対する貴重なご意見やご提案を歓迎いたします。皆さまのご関心とご参加をお待ちしております!