《定年退職延長政策の解説と従業員関係の処理》会員交流会成功を収める(2024年11月19日)
2024年11月19日(火)、中智企業倶楽部総第321講会員交流会「定年退職延長政策の解説と従業員関係の処理」が、中智ビル研修室で開催されました。今回の交流会は、オフライン(対面授業)とオンライン(ウェブ配信)のハイブリッド方式で行われました。
今回の交流会には不二越、大金、KDDI、日晶繊維、サクラクレパス、麒麟(中国)投資、キヤノン(中国)上海、平田機工自動化、指月獅子起、花王(上海)化工、マタイ貿易、津村製薬、清水建設、島津企業管理、阪急阪神国際貨運、バンドー、科意半導体、安川通商、ミズノ、アルプスアルパイン、カシオ(中国)貿易、コクヨ商業、久保田(中国)投資、RGF、藤田(中国)建設工程、出光電子材料、神鋼商貿、大塚食品、日進歯科材料、リポビタン、日東(中国)新材料、AGC、小松(中国)、三井農林、一実貿易、東洋インキ、愛発科(中国)投資、富士達電梯研発、コニカミノルタ、迪恩士電子、横河測量技術、アシックス、芙蓉総合リース、ABeam、可尔電子、ホーユー(上海)化粧品販売、出光潤滑油、泉膳(中国)投資、弩速克国際貿易、可美技、小林製薬等の会員企業より100名以上の人事担当者や管理者の方々にお集り頂いたほか、北京や広州の会員企業より1,000名以上の方々がオンラインで交流会に参加されました。
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交流会の開始に先立ち、中智日企倶楽部・智櫻会の鄒莉シニア顧問より交流会の主旨について説明がありました。2024年9月13日に開かれた第14期全国人民代表大会常務委員会第11回会議では、「全国人民代表大会常務委員会 定年制の段階的延長実施に関する決定」が採択されました。企業側として、定年延長に対しいかにうまく対応するかは、皆様の大きな関心事です。今回は専門的な解説を通じて、会員の皆さまが定年延期政策を正しく理解し、定年延長政策に関連する実務を把握するお手伝いとなれば幸いです。
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今回の交流会では、中智企業倶楽部特約講師の李偉先生が講師を務めました。
李先生はまず、政策解釈の観点から法定退職年齢の決定について解説し、その後退職金の最低納付期間、早期退職と定年退職延期の問題について説明しました。早期退職は会社の同意がなくても従業員からの申し出があればよいが、退職の延期には従業員と会社双方の合意が必要である等の例を挙げながら、実務上の留意点を述べました。また、実務上の運用について具体的な事例を通じて参加者へわかりやすく説明を加えました。この中で李先生は、同政策はまだ正式に実施されていないため、具体的な運用は近い将来公布される実施細則次第となるだろう、と指摘しました。
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李先生はその後、日常業務における定年退職年齢延長から発生する様々な問題のマネジメントについてポイントを整理し、対応策を紹介しました。この中で李先生は、高年齢労働者へのマネジメント、契約終了の節目の把握、年休制度の改善、募集広告の管理などに焦点を当て、専門的な観点からリスク予防と管理に関する運用技法を説明し、提案を行いました。
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3時間にわたる交流会で、李先生は法律解釈を通じ、退職年齢延長の管理実務における企業側の具体的な運用スキルや注意点をまとめました。参加者は交流会中、また交流会が終了した後も、李先生と法律の理解や実務での課題などについて意見交換を行い、活発な質問や白熱した議論を交わしていました。会議終了後、参加者からは本日の交流会の内容は非常に実践的であり、今後の実務展開の良い指針になるとの声が聞かれました。
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中智企業倶楽部は、2024年も引き続き会員の皆様のニーズに合ったサービスを提供し、専門的な知識と質の高いサービスを駆使して、中国における会員企業の健全で平穏な発展を支援してまいります。当倶楽部のサービスに対する貴重なご意見やご提案を歓迎いたします。皆さまのご関心とご参加をお待ちしております!