《2024年真のビジネス異文化㏌中国》特別講座を開催(2024年12月19日)
12月19日、中智日企倶楽部・智櫻会主催の日本人駐在員向け『2024年真のビジネス異文化㏌中国』特別講座を中智研修室で成功裏に開催しました。
今回の特別講座には、IAI商貿、住化電子管理、全日空、上海凱訊通信工程、愛発科(中国)投資、三櫻(中国)投資、北京伊藤忠華糖総合加工、上海三櫻機械製造などの会員企業から日本人駐在員の皆様にご参加いただきました。今年は若手駐在員が多く、全員が初めての海外駐在でした。
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『2024年真のビジネス異文化㏌中国』特別講座は11年間にわたり毎年一回開催し続けています。日本と中国のビジネス環境の変化やそれに関わる日中両国の人々の考え方の変遷が理解できるよう、本講座は中智日企倶楽部智櫻会自ら企画し講師を務め、倶楽部自身が体験した案例や成功事例を元に、皆さんの課題解決を支援する目的で、今年も中智日本企業倶楽部・智櫻会の馮串紅部長が講師を担当しました。
はじめに、参加者全員が自己紹介を行いました。自己紹介を通じて相互理解が深まった後、二つのテーブルに別れて中国人の良い点と良くない点について議論して発表しました。中国人の良い点には、「トラブル対応が早い」「スピード感がある」「競争意識が高い」「コミュニケーション能力」「デジタル化が進んでいる」「残業をしない」等が挙げられました。一方、良くない点としては、「計画性に乏しい」「時間にルーズ」「感情的になりやすい」「細かいことにこだわる」「仕事が縦割り」「自ら考えて仕事ができない」等の意見が出されました。そして、これら参加者から出された中国人の良くない点について、馮串紅部長は中国人の立場から、その原因や理由を解説しました。
次に、現在直面している人材やビジネスモデルに関する課題や悩みについて話し合いました。参加者の皆さんは、初めての海外駐在での生活や中国人社員にとの接し方について率直に意見を交わしました。その後、中国の職場で通用する駐在員の言動と、通用しない駐在員の言動について、会員企業の中国人社員に対して行ったアンケート結果を紹介しました。また、馮串紅部長から駐在員が注意すべき言動などについてアドバイスしました。
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続いて、休憩を兼ねて中智社員食堂や福利厚生施設「社員の家」を見学しました。皆さんは、ローカル社員の職場に対する期待を自分の目と耳で感じました。現場でいろいろ体験をしてみました。
最後に、会員企業の先輩経営者のメッセージから成功事例と失敗事例を共有しました。そして、これまでの会員活動を紹介して、<会員の歌>と<絆>などのビデオを見ながら、焼きたての伝統的な中国点心<鮮肉月餅>を食べつつ、講座の感想と今後の抱負を述べました。
最後に、「我们在一起、拥抱变化」の中国語の発音を全員で覚え、特別講座を終了しました。
小異を残して大同に就く、『2024年真のビジネス異文化㏌中国』特別講座は成功裏に終了しました。今年の赴任者は、海外駐在歴がなく若い駐在員が多く、出張帰りに大きなスーツケースで参加した方もいました。また、参加者の中には、ご家族を日本に残して単身赴任中の女性駐在員もおり、日本での働き方改革の成果を感じました。皆さんの行動力と新しいことを学ぼうとする真摯な姿から、在中日系企業の再発展を確信しました。
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中智日本企業倶楽部・智櫻会は、引き続き会員企業の皆様のニーズに応える、経営と人材戦略の分野できめ細やかなサービスを提供し、皆様の中国ビジネスの質の高い発展をサポート致します。どの様な形式であれ、私達はずっと一緒です。サービスに対する皆様からのご意見やご要望を歓迎致します。引き続き皆様のご愛顧とご参加を期待しております!