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《異文化の融合とキャリア発展の実践共有》会員交流会を開催(2025年6月27日)

报告文(中文)

2025年6月27日(金)、中智日本企業倶楽部・智櫻会総第333回《異文化の融合とキャリア発展の実践共有》交流会を中智ビルにて開催しました。


本交流会には、キヤノン(中国)、上海凱訊通信工程、愛科昇振動機械(嘉興)、ダイセル(中国)投資、東芝(中国)上海分公司、日亜意旺機械(上海)、三井住友銀行(中国)、日清オイリオ(上海)国際貿易、金紅葉紙業集団等の会員企業から、人事責任者の皆様が参加しました。


交流会に先立ち、中智日本企業倶楽部・智櫻会の高級経理である魯亦雯が、本交流会の開催趣旨について説明を行いました。キャリアを築く中で、中国に拠点を置く日系企業の中国人管理職は、中日両国の企業運営や文化をつなぐ橋渡し役として、文化的な違いの調整、戦略的意思決定、異文化チームの構築など、さまざまな課題に直面することが少なくありません。今回の交流会では、丸紅で30年にわたり管理職として勤務し、中日両国の文化にも深い理解を持つ周為民氏をお招きし、職場での貴重な経験をご紹介いただきます。新社会人からキャリアの壁を乗り越えたいベテラン社員まで、参加者の皆様がこの誠実な体験談から共感や気づきを得て、異文化の職場でより良いコミュニケーションと協働を実現し、効率的な成長につなげていただけることを期待しています。


本交流会の講師は、中智日本企業俱楽部・智櫻会特約講師の周為民先生が担当しました。


交流会の冒頭、周先生は自身の30年にわたる丸紅でのキャリアを振り返りながら、その経験を共有しました。公務員から日系企業への転職という異業界への挑戦、そして徐々に管理職として成長していった歩みといった実体験談を語り、参加者との距離を縮めました。

続いて、周先生は中日間の文化的な違いについて深く掘り下げ、代表的なビジネスシーンを題材とした事例分析を通じて、両国文化の衝突や融合の実態を生き生きと紹介しました。さらに、自らの実践経験に基づき、異文化チームのマネジメント手法や心構えを惜しみなく伝え、「中日文化の融合を促す方法」についても独自の提言を行いました。これにより、参加者は実践的な異文化コミュニケーションのスキルを身につけ、チームの協働力を高め、中日双方の社員がより調和のとれた職場環境を築くためのヒントを得ることができました。


その後、周先生はキャリアアップの道筋と成長について詳しく解説を行い、「正・新・和」という理念の意味と実践方法を深く掘り下げました。参加者は自らの視野を広げ、今後のキャリアの方向性を明確にするヒントを得ることができました。また、日系企業の枠組みの中で、どのように自己の価値を発揮し、職業上の目標を実現していくかという方法論についても理解を深め、キャリアを持続的に発展させるための指針が提示されました。


相互交流のセッションでは、ランダムインタビュー形式で参加者の皆様に感想を述べていただきました。

「周先生が自身の豊富な職場経験をもとにまとめた実践的な知見と反省は、若手会員や企業の社員にとって非常に参考になりました。これらの貴重な経験は、新世代のビジネスパーソンが日系企業文化に早く適応する助けとなるだけでなく、企業内でのナレッジ継承の手本にもなるでしょう」

「今回の共有内容は非常に実践的で有益でした。今後はぜひ、“日本人上司との効果的なコミュニケーション術”についても、より具体的な話を伺いたいです」

「今回の会を通じて、職場でのあらゆる業務が、実は学びのチャンスであることを改めて実感しました。仕事とは単に役割を果たすだけでなく、自己成長と経験の積み重ねを実現する貴重なプロセスなのだと再認識しました」