《専門家解析--DXの実践方法(上)》会員交流会を開催(2025年8月21日)
2025年8月21日(木)、中智日本企業倶楽部・智櫻会総第337回《専門家解析--DXの実践方法(上)》会員交流会を中智ビルにて開催しました。今回の交流会は、オフライン(対面授業)とオンライン(ウェブ配信)のハイブリッド方式で行われました。
今回の交流会には、東京海上日動火災保険、住化電子管理、ハーモニック、IAI商貿、清水建設、上海マタイ貿易、寧波住重機械、ブラザー機械商業、愛発科(中国)投資、日進歯科材料(昆山)、コニカミノルタ弁公系統、愛発科商貿、三井住友銀行、日清オイリオ(上海)国際貿易、全日本空輸等の会員企業から人事及び管理部責任者の皆様が参加しました。そのほか、キヤノン、日立(中国)、三井住友海上火災保険(中国)広東分公司、東芝、吉川高科技など、北京、広州など各地の会員企業もオンラインで参加しました。
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交流会に先立ち、中智日本企業倶楽部・智櫻会の高級経理である魯亦雯が、本交流会の開催趣旨について説明を行いました。近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)の注目度は高まり続けており、特に人工知能の急速な発展に後押しされ、デジタル経済の波における焦点となっています。もっとも、DXは全く新しい概念ではなく、そのビジネスや産業への変革はすでにあらゆる分野に浸透しています。「デジタル経済」や「新質生産力」はさらにこの流れを加速させています。今回の講座では、実践的な経験を踏まえ、日常業務におけるデジタルトランスフォーメーションの実装のあり方を探ります。
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交流会の講師は、中智日本企業倶楽部・智櫻会特約講師の沙文灝先生が担当しました。
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交流会の冒頭、沙先生はまず「DXの背景と位置づけ」について解説し、現在の業界発展のトレンドや技術変革の波といった外部環境を体系的に整理し、企業の戦略的布陣におけるDXの核心的な位置を明確にしました。続いて、沙先生は「DXの核心的認識と本質」に焦点を当て、DXの主要概念を分解し、「デジタル化」と「情報化」の違いを区別することで、データを中心に駆動し、ビジネスモデルを再構築するという本質的な論理について、参加者の理解を深めることを助けました。
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続いて、沙先生は「DXの必要性と緊迫性」をテーマに分析を行い、業界の事例や市場競争の状況を交えながら、DXが企業にとって効率向上、リスク対応、発展の先機をつかむためにいかに重要な役割を果たすかを説明しました。さらに「DX推進の原則と実践的基盤」について共有し、統合的な計画、データドリブン、業務協働といった核心原則を提示しました。最後に沙先生は、「制度と人材」がDX実現の核心的な保証であり、組織体制の整備と人材能力の強化という両面から取り組む必要があると指摘しました。
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3時間以上にわたる学習を経て、参加者はデジタルトランスフォーメーション(DX)の実践的手法について、より明確に理解することができました。休憩時間や会終了後には、多くの参加者が日常の管理業務における悩みについて、沙先生と深く交流していました。
2025年、中智企業倶楽部は引き続き会員の皆様のニーズに合ったサービスを提供し、専門的な知識と質の高いサービスををもって、中国における会員企業の健全で持続可能かつ質の高い発展を支援してまいります。当倶楽部のサービスに対する貴重なご意見やご提案を歓迎いたします。皆さまのご関心とご参加をお待ちしております!