《業績評価案例再現分析とリスク管理》会員交流会を開催(2025年11月18日)
2025年11月18日(火)、中智日本企業俱楽部・智櫻会総第343回《業績評価案例再現分析とリスク管理》会員交流会を中智ビルにて開催しました。今回の交流会は、オフライン(対面授業)と、北京や広州等の会員企業がオンライン(ウェブ配信)で参加するハイブリッド方式で行われました。
交流会には、津村制薬、日立建機販売、不二越、神鋼商貿、東京海上日動火災保険、大塚食品、櫻花文化用品、平田機工自動化設備、出光電子材料(中国)、マタイ貿易、東電化、一実貿易、小松(中国)投資、三井不動産(上海)投資諮詢、吉田拉鏈、Exedy Dynax、愛発科商貿、富士達電梯研発、KOA、江崎グリコ、島津(上海)実験器材等の会員企業から人事及び管理部責任者の皆様が参加しました。そのほか、北京や広州等の会員企業がオンラインで参加しました。
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交流会に先立ち、中智日本企業倶楽部・智櫻会シニア顧問の邹莉より、本交流会の趣旨について説明しました。競争が極めて激化する現在、企業が十分な競争力を維持するためには、適切な評価制度とインセンティブ制度が欠かせません。今回の交流会では、会員の皆さまと共に業績評価のテーマについて深く検討し、関連する法規や対応の考え方を理解し、評価管理における法的リスクを効果的にコントロールするための実践的な対処スキルを学んでいただきます。
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交流会の講師は、中智日本企業倶楽部・智櫻会特約講師の李偉先生が担当しました。
交流会の冒頭、李講師はまず全体的な視点から、企業の業績評価管理において労働紛争が起きやすい原因、そして契約解除・配置転換・給与などの面で生じるさまざまな紛争への影響について解説しました。続いて、具体的な評価管理に関する紛争事例を用いて、企業がこうした問題に対処する際の一般的な考え方や対応のコツを分かりやすく説明しました。
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続いて、業績評価における法的リスク管理について、実務に即して解説しました。李先生は、適切な評価管理を実施するためには「事前の約定・事前の規定・事前の告知」が重要であると指摘しました。評価プロセス全体の中でも、とりわけ「評価目標の管理」と「評価証拠の管理」の2つのステップを重点的に取り上げ、実務に潜むリスクや運用上のポイントについて丁寧に説明しました。最後に、「従業員が評価結果表への署名を拒否した場合はどうすればよいか?」「研修を受けさせるべきか、配置転換すべきか?」といった、評価管理の現場でよく直面する具体的な疑問や悩みに対して、李先生が専門的な視点から実務的な対応策と考え方の指針を示しました。
3時間余りの学習を経て、会員の皆さまは業績評価管理に関する法律上の要点をより明確に理解し、今後の実務において回避すべきリスクや、具体的な問題に対応するためのポイントを一層把握することができました。交流会終了後も、会員の皆さまは日常業務で抱える実際の疑問について、李先生とさらに深い意見交換を行いました。
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