「課長塾in上海」受講生からの声 第15期(2019/10/22)

访谈(中文)

中智上海経済技術合作有限公司と日経BP社は共同で、在中日系企業のマネジャーを対象とし、管理能力向上と経営理念を学ぶ日本語の研修である「課長塾IN上海」を企画開催しました。
高級管理者養成塾をより理解していただくため、受講生の皆さまの生声をシリーズでインタビューしています。
今年7月には、第6期——「高級管理者養成塾 in上海」を開催しました。

高級管理者養成塾をより理解していただくため、受講生の皆さまの生声をシリーズでインタビューしています。今回は、「高級管理者養成塾 in上海」を受講した旭有机材樹脂(南通)有限公司副総経理 北橋 豊和 様の感想をお伝えします。


 

●江蘇省にある鋳造用、電子材料用フェノール樹脂の製造拠点で副総経理を務める北橋 様。

これまでのご経歴を簡単にご紹介ください。

———大学院卒業後、2004年に旭有機材株式会社に入社しました。高機能樹脂の技術開発に5年間従事した後、生産技術部門へ移動しさらに5年間勤務し化学工場の設計と立ち上げに携わりました。その後、海外事業管理部へ異動し、インド工場の立ち上げ支援、メキシコ子会社の設立及び経営を行い、その後中国へ赴任し現在に至ります。


会社10周年記念写真   

現在の主な業務と部下の人数を教えて下さい。

———日々の業務としては、営業と製造を統括しつつ経営管理を行っています。従業員数70名弱の小規模な会社なので、全員に対して部下のように接しています。

これまで管理者として、どの様な課題を抱えていましたか。

———雇用と人材育成に課題を抱えています。中国では教育水準が比較的高く、弊社の他の海外拠点よりも定着率は高いのですが、より安定した組織作りと経営者クラスの育成が課題です。また、最近は化学系企業の人気が落ちてきており、いかに魅力的な会社作りを進めるかも課題です。


仕事中の写真:5S大会 表彰   

課題の解決のために、自分にどのようなスキルを身につけることが必要だと思いますか?

———目まぐるしく変化する中国の事業環境の中で、これまでの考え方に囚われず柔軟な発想でビジネスチャンスを掴みとるための経営センスを磨く必要があると感じています。


仕事中の写真:消防訓練   

高級管理者養成塾を受講したきっかけを教えて下さい。

———弊社社長から紹介があり、中国人スタッフのモチベーション向上や分公司の社員管理など、中国の文化を鑑みながら注意点や必要な管理能力を学べられればと思い、参加しました。

高級管理者養成塾の特徴である日本人幹部と中国人幹部の異業種・異文化交流を経験し、気づきはありましたか。

———物事の優先順位や考え方に違いがある事は理解していましたが、それも年代によって少しずつ変わってきているように感じました。日本よりも多様化が進んでおり、我々もそれに柔軟に対応していく必要があると感じました。また、日本人は謙虚すぎるのかもしれませんが、中国人幹部の方の責任感の強さと仕事の成果に対する自信に関して、とても刺激を受けました。


北橋様課長塾実践編受講中の風景1   

高級管理者養成塾を受講して、実際の職場でどの様に活かしていますか?具体例をお聞かせ下さい。

———変化のスピードについていくためにはトップダウンで物事を進める事も大事ですが、それを実行して貰うためには、目指すゴールに対してお互いに納得できるまで議論し、相手の意見も取り入れながら進める必要があると改めて感じました。
そのため、それに要するコミュニケーションの時間を少しでも設けるようにしています。


北橋様課長塾実践編受講中の風景2   

日系企業の管理者として、上司に言いたいこと、部下に言いたいとこを ひと言でまとめて下さい。

———夢に向かって、焦らず粘り強く実行!

今後、高級管理者養成塾で取り上げて欲しいテーマやジャンルは何ですか。

———体感して学ぶ研修はとても良いと感じました。その様な内容をもっと増やしていただけると、更に良いと思います。


北橋様修了書受領の風景   


  

北橋様は、1日目の新先生の講義では熱心に耳を傾け、ディスカッションでは積極的に発言し、2日目の生田先生の体感型ワークでは進んでチームの指揮を執とっておられました。懇親会では、海外駐在の豊富な北橋様の、海外駐在あるある話で大変盛り上がり、リーダーシップあるムードメーカーとして活躍しておられました。 今回の学びを活かしてリーダーシップに磨きをかけ、北橋様の益々のご活躍と、会社の発展をお祈りします!