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2010年、不動産業界の高級管理職は昇給、平均給与増加率は77%

(業界動向 - 人的資源)

 上場企業の高級管理職の給与について、年俸公表期間中、投資者たちの間で熱い話題となっている。同花順(中国インターネット金融情報サービス企業)iFinDの統計では、8割近い上場企業の高級管理職の給与が上昇している。ただし業界別に見た高級管理職の給与の差異は大きい。金融と不動産業界の高級管理職の給与は各業界内で最も高い。

 既に公表された年報情報の統計を見る限り、2010年の金融業界高級管理職の給与は一気に下がり、不動産業界の“大物”達は揃って昇給、上げ幅は業績増加の企業を上回り、4割近くを占めた。同花順iFinDの統計によると、3月17日までに、データにある435社の上場企業高級管理職の年俸総額は16.6億元にまで達し、2009年の13.9億円に比べ19.1%の増加となる見通し。全体的に見て、これらの企業の2010年における純利益は前年同期比71%の増加となっている。

  Wind統計データ(万点情報会社)によると、金融サービス業の高級管理職の平均年俸額は1513万元に達しており、業界トップとなっている。その次は不動産業界で、774.173万元。紡績ファッション業界が最も低く、わずか153.3万元。金融サービス業界の高級管理職の年俸は高いとは言え、2009年と比べると、22%下降しており、下降幅は業界中第4位となっている。下降幅が最も大きいのはやはり紡績ファッションで、40%にまで達している。

 比較してみると、不動産業界の高級管理職は2010年において皆揃って昇給しており、当業界の平均年俸は436.3万元から774.2万元にまで増加し、増加率は77%に達した。

 これは全業界中最も大きい引き上げ幅である。不動産業界の暴利と高級管理職の年俸はこれまでずっと大きな非難を浴びてきた。年俸データを見る限り、不動産の“大物”達の年俸はずっと高く、下がったことがない。万科グループ董事長の王石が現在760万元の年俸と最も高く、次いで華遠地産董事長の任志強が年俸758.17万元、第3位は万科グループ総裁の郁亮氏で年俸680万元となっている。

 華遠地産総経理の孫秋艶もまた年俸516.08万元に達している。中弘地産の高級管理職に対する昇給は最も太っ腹で、2010年の引き上げ幅は430.39%にまで達した。これは会社の純利益が152.51%増加したことによるものだ。

 

出所:中智上海経済技術合作公司

 


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