調査レポートが示す:中国本土の女性CEOの占める割合は世界第2位
(業界動向 - 人的資源)
中国の女性の職場における地位は-。世界的に有名な会計事務所「京都天華」が三八婦女節からこれまでに調査した最新レポートによると、世界における女性高級管理職の割合が年々下降している中で、中国の女性従業員は職場での「天花板(天井を打つ状態)」を打破し、企業の高級管理職になる割合が益々高くなっている。さらに、中国において女性がCEOを任される割合は一般企業において19%と、世界平均の8%を遥かに上回り、世界第2位となった。
最新レポート「2011年国際商業アンケート調査報告」によると、アンケートに回答した企業のうち、中国企業の管理層に占める女性高級管理の割合は34%で、2009年の31%と2007年の32%の割合と比較すると、着実に上昇している。専門家の指摘では、近年、中国全体の経済力が益々強まるに従い、女性の成長を発奮させる社会環境が徐々に整いつつあるとのこと。中国の女性が高等教育を受ける割合は益々高くなり、現在女子大生の割合は既に49%を超えている。同時に、中国での女性の高給管理職に対する野心も、他国より強い。米国「新聞周刊(Newsweek)」のデータによると、中国では75%を超える女性が企業の高級管理職への野心を抱いていることが分かった。
米国でのこの割合は50%に留まっている。中国での女性高級管理職が活躍している場面としては、財務トップ或いは財務総監が首位を占め、69%、その次に人事総監の43%、営業総監の37%、運営総監の23%となっている。以上の割合から分かる通り、非常に多くの女性高級管理職が複数の職務を兼任しており、財務、人事、営業、運営など多方面に及んでいる。
出所:中智上海経済技術合作公司
人的資源
(業界動向)
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