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約1,300万人の労働需給ギャップが生じる

(政策解読 - 人的資源)

 3月20日付の新華社北京の報道によると、人力資源和社会保障部の尹蔚民部長は、3月20日に開かれた「中国発展ハイレベルフォーラム」2011年度年次総会の席上で、当面の中国労働力の需給状況について、依然として労働力供給が需要を上回るとした。

 同氏によると、「第12次五カ年計画」期間中において、毎年都市部で2500万人の新規雇用が必要となり、「第11次五カ年計画」期間に比べて新たに100万人増加した。このうち、毎年新規大学卒業生が約700万人であり、中等専門学校・技工学校・中学校・高校卒業生が約700万人である。残りは地方に転業した軍人、レイオフ者及び都市部登録失業者である。

 同氏によると、毎年、都市部で約1,200万人の新規雇用が創出されたことから、依然として労働力供給が需要を大きく上回り、就職状況は非常に厳しい。人手不足の現象は一部の地域・業界または一部の企業で見られるが、これは主として現場の労働力不足、とりわけ製造業、サービス業の労働力であり、これは構造的な問題である。同氏の分析によると、長期的に人口ウィンドウ(生産年齢層が厚く、若年層、老年層の社会保障負担が軽い期間)持続する。「第12次五カ年計画」期間中において、毎年、農村の余剰労働力として800万人の雇用を創出しなければならず、現時点では約1億人の余剰労働力の移転が必要である。

 

出所:中智上海経済技術合作公司

 


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