人力資源和社会保障部の尹蔚民部長:我が国の社会保障体系は飛躍的な発展を遂げた
(政策解読 - 人的資源)
人力資源和社会保障部の尹蔚民部長は「中国発展ハイレベルフォーラム」2011年度年次総会の席上で、中国政府は社会建設を重視し、民生の保障・改善に全力を尽くし、社会保障体系の整備を加速させ、「第11次五カ年計画」期間中に飛躍的な発展を遂げたと指摘した。尹部長は大要以下の通り語った。
①「社会保険法」を正式に公布したことは、社会保障分野で節目となる大きな出来事だった。
②新型農村社会養老保険制度を構築し、モデル地域において既に1.43億人の農村住民が参加した。これは中国の養老保険加入の対象者が都市部から農村部へと拡大したことを表している。
③城鎮住民医療保険制度及び新型農村合作医療制度を全面的に実施した結果、合計12.6億人が参加し、城鎮従業員基本医療保険を加えると、医療保険制度で都市・農村住民を100%カバーできた。
④養老保険の省級統括管理を実現し、養老保険基金調節金の適用範囲を拡大、リスクに対する抵抗力を増強し、管理レベル及び作業効率を高めた。
⑤地域間の基本養老保険及び基本医療保険関係の移転引継ぎ政策を制定し、加入者は「他地域に移動しても社会保険口座を移転できるよう」との念願を実現し、流動就労者、とりわけ保険に加入した広範な出稼ぎ労働者の権益を維持した。
同氏によると、「第11次五カ年計画」期間中、保障範囲は継続的に拡大し、保障レベルは大幅に上昇した。多くの歴史的な問題を解決し、新中国が設立してから、この5年間は社会保障体系の建設が最も早い時期であり、民生の保障及び改善のために大きな役割を果たした。
出所:中智上海経済技術合作公司
人的資源
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